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人生論
冬まで長生きしたセミの結末
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 373)蟬と蟻 冬の一日、蟻は夏の間に溜めこんだ穀物を穴倉から引っぱり出して、乾かしていた。腹をすかせた蟬が来て、露命をつなぐため、自分にも食物を少し恵んでくれ、と頼みこんだ。 「夏の間、一体何をしていたの... -
人生論
実行役を動かす人が1番の罰を受ける
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 370)喇叭兵(ラッパ兵) 軍勢を呼び集めるのが仕事の喇叭兵、捕まって、取り囲まれて叫ぶには、 「徒に、私を殺して下さるな。一人だって、殺したことのない私。この喇叭の他に、武器など持ってないでしょう」すると... -
人生論
人生に求めること
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 369)薔薇と葉鶏頭 束の間贅沢をして落ちぶれたり死んでしまったりするより、細く永く生きる方がよい、ということ。 薔薇の隣に生えた葉鶏頭が、「あなたは何て綺麗な花なんでしょう。神々からも人間からも引っぱりだ... -
人生論
他人に求める前に自分を観察する
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 356)羊と犬 羊が羊飼に向かってこんなことを言った。 「あなたは私たちを散髪して、刈った毛を自分のものにする。搾ったミルクをチーズに固めるのも毎度のことだし、私たちの子供があなたの群を豊かにします。一方、... -
人生論
本能には逆らえない
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 351)仔牛と鹿いくら図体が大きく頑強そうに見えても、生まれつき臆病な者は、言葉で励ましても力づけはできない、ということ。 仔牛が鹿に向かって、「君は犬よりも体が大きいし、足の速さでも勝っている。おまけに... -
人生論
ランプと星
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 349)ランプ 夕方、ランプがオリーブ油に酔って、自分は明けの明星にも勝り、突然たる光で万物を照らす、と周りの者に自慢した。ところが、風がヒューと鳴ると、その一息に打たれて、たちまち消えてしまった。 ある人... -
人生論
法律は誰のためにあるの
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 348)狼の将軍と騙馬 法を正しく定めたと思われる者自らが、法の定めるところを遵守しない、ということ。 狼の群の将軍となった狼が皆のために掟を定めた。もし何か獲物が手に入ったなら、すべて公に差し出し、皆に平... -
人生論
見えない首輪
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 346)狼と肥えた犬 よく肥えた犬が狼に出会った。どこで育てられて、そんなに脂肪たっぷりの大きな犬になったのか、と穿鑿されて、「気前のいい主人が食べさせてくれるのさ」と答えた。 「首の周りが白くなっているの... -
人生論
リーダーの役割
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 343)狼と犬の戦争 犬と狼の間に敵意が生じた。アカイア地方の犬が大集団の将軍に選ばれたが、この犬は戦争巧者であったけれど、ぐずぐずと遷延するばかり。皆から、先導しないつもりか、戦いを起こさぬつもりか、と... -
人生論
些細な喧嘩が1番リスクが高い
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 338)ライオンと猪 低劣な争いや敵愾心は、結局は双方の身を危うくするので解消するのがよい、ということ。 夏の日盛り、熱暑に喉も乾く頃、ライオンと猪が小さな泉に水を飲みに来て、どちらが先に飲むかで争いになっ...