面倒なことはいつやれば良いのか

 いくら仕事ができる人でも何かにつけやるのが面倒なことがあるだろう。いずれやらなくては仕事に差し障ると思ってもなかなか手を付けられない。

 込み入った仕事は案外簡単にできてしまう人も誰でもができる簡単な仕事、例えばスケジュールを書いておくとか覚えたコンピューターの使い方などメモしておく心とか、やっておけば簡単なのに、ついやっておくなくて困ることが度々起こるものだ。

 特にアシスタントもなく、一人で仕事をしているワンマンカンパニーを運営している人はこんなことが多いだろう。

 そんな時は例えば白紙を100枚でも200枚でもファイルしたメモファイルなるものを用意しておくと良いだろう。

 忙しい思いをいつもしている人はついつい目先の仕事に追われて、やっておかなければならない先のことは後回しにするものだ。

 だがこれでは結果として時間が余計に掛かり、やらなければならないことも忘れることが多い。

 だからそんな時は上記のファイルにすぐにやらなければならなくなった仕事(ほとんどが簡単に終わるものが多い)を書き留めておけば良い。

 できればエクセルの行の高さや幅を広げておき、そこにやる項目などと共Ⅼにやるべき最終期日や摘要など必要と思われる項目を書き入れられるようにしておけばもっと良い。

 そしてやればやった日時などを書き入れておくと後で色々と役に立つ。それも面倒ならただ白紙をファイルしておいてそこにやるべきことをメモしておく方法をせめて取るべきだ。

 こんなことをするのは案外面倒ではあるが、後々降りかかってくる面倒を避けるために面倒なことは仕事をする前にやるのが良いのだ。

 大体仕事というのは未来のことを先やり、今日のルーティンの仕事はその後にするのが時間を節約するこつだ。

 経理には近い将来経理的処理が必要なことは発生した時前以て未来の伝票を起票するシステムがある。

 今は少なくなったかも知れないが、手形を発行したとき同時にもう一枚手形を落とす日の経理処理を先に伝票しておくのだ。

 これで一枚伝票を切る手間が省けるはずだ。仕事というのは案外同じことをやることが多い。

 それが為にプログラムやシステムがある。これらは構築するのに相当の費用が発生するので、小さい会社ではなかなか導入することができないが、考え方は未来のことを先にやっておくということで手でやる仕事と考えは一緒だ。

 これをもう少し突っ込んで考えると人や会社では未来のことを現在やることより先にやるべきだという考え方が導き出される。

 もう何十年も前、トヨタに勤める友達が会社は新しい仕事を見つけたがっていると言っていた。だがそんな言葉をしり目にトヨタが新しい事業を立ち上げたのはトヨタハウスとかいう住宅建築事業だけだ。

 あれだけの資金を持ちながら、日本では車及びその修理や車を購入する資金を貸し付ける車関係のことしかやっていない。

 多分トヨタには新事業開発部などないのではないだろうか。新事業や新製品の開発をいましなくても会社は存続する。

 だが一つの事業の寿命は年々短くなる。だから社会の変革に合わせて会社も変わるべきなのだが、それは始めた時点では費用が掛かるだけで、効果はすぐに出ない。

 だから,30年も経てば旧来の事業は先細りになり、会社の勢いもなくなる。トヨタは車を世界中に売ってしまえば、もうそれで終わりだ。後は買い替え需要と付帯する小さな事業が残されただけになるだろう。

 グローバル化で自社の商品はまだ売ることができる地域があるだろうが、いずれそんな地域もなくなる。あるいはなくなる傾向にある。

 費用が掛かり面倒なことは会社であれ、個人であれ、今やるのが効率的な在り方だ。

酒巻 修平

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