食べて良いもの、食べてはいけないもの

 最近ネットの記事を見ていると卵はコレステロール値が高すぎるから、食べると糖尿病になるというのを見つけた。

 しかしテレビでは卵は日に2つくらい食べても体に害を及ぼすものではないと放映していて、我が家でも卵はほぼ毎日食べている。目玉焼きが好きだから、休日のランチには必ず食卓に上がる。

 しかしネットでは駄目だと書いてある。卵以外にはパンやマーガリン、魚の焦げ、牛肉の脂味などなど食べると体を害すると言われている食品は多い。

 ではどちらの言い分が正しいのだろうか。実はどちらも正しいと言えないのだ。害があると言っている人も害がないと言っている人も言っている相手のことは考えていない。

 自分の主張を書いた本を売るため、あるいは売名行為、あるいはただ主張する精神の満足などで、分りもしないことを言っているだけだ。

 人の体はそう簡単に分かりはしない。医学は病気を治す学問ではなく、症状を消滅させたり、改善させる学問だ。何故なら病気の根本的な原因が分からないからだ。

 原因が分かっている病原菌由来の病気や骨折などは治療が可能である。ただ病原菌由来の病気でも同じ病原菌を体内に取り込んだ人でも発症する人とそうでない人がいる。この原因は何であるか、医師や科学者は説明できない。

 ただ病原菌を駆除すれば良いのは事実だから、病気が治せるのだ。病気になる原因は現在の科学では解明できていない。

 人の体がどのようにして作用をしているかを考える学問はあるが、病気が何故発症するかという特定の事象に対する研究をしている科学者を私は知らない。知らないくらいだからそんなに多くの科学者が研究しているとは思えないのだ。

 であれば病気が何故発症するのかということの解明はまだまだ先のことであろうと思われる。

 しかし病気が自然に治ってしまうこともある。この理由が簡単だ。人の体には病気を治癒する機構が備わっているからだ。しかしどのように作用するかは未解明である。

 ただ脳が関与していることは想像に難くない。だとすれば食べて良い食品と食べてはいけない食品の区別を付けるのはそう難しくないだろう。

 それは美味しいと思ったものは体に良いということだ。人の体は精緻にそして効率良く作用するようにできている。それは主として脳でコントロールされているということに異論を挟む人はいないだろう。脳は食べて良い食品を美味しく感じさせ、食べては良くない食品は美味しく感じさせない。

 塩も良く体に関する話題に上る食品だ。一日何グラムまでは良いとか言う無責任な意見を良く聞くが、それは出鱈目である。人によってあるいは状況によって適当な摂取量が違うからだ。

 しょっぱいと感じれば塩分を減らし、味が薄すぎると感じれば塩分を足す。これが正しい調理法だろう。塩分は体内の水分を保持する役目があるのは実験で確かめられているから事実だろう。

 体内に水分が足りなければ例えば熱中症になり易いだろうし、多すぎればまた何かの不具合が生じると想像できる。

 現在の科学は人の体の制御機構を解き明かしていない。それなのに無責任に塩分は一日何グラムまで、あるいはパンは体に良くないなどと言う。パンには体に悪いと想像される物質が入っていることもあるということは事実に近いだろうが、それを以て直ちにパンは食べてはいけない食品だというのは間違っている。

 もしパンを食べることが体を害することならアメリカ人やヨーロッパ人の体内は全てパンで毒されているだろうか。そんなことはないだろう。

 科学者の言うことをストレートに信じてはいけない。信じなければならないのは事実だけだ。昔スポックと言う魂消た医学者がアメリカにいて、「スポック博士の育児書」というのが出回った。そこには赤ん坊は俯けに寝かすべきだと書いてあった。

 それを実行しは母親は大勢いたが、その所為で何人の赤ちゃんが窒息死したことか。よくアメリカでは裁判沙汰にならなかったものだ。この無責任な科学者は胸を撫で下ろしているだろう。

 美味しいと感じるものを食べるのが食事に関する唯一の事実だ。但し無理して慣れて最初は美味しく感じなかったのを慣れて美味しく感じるのは良くない。

 人の脳はとても賢い。何かをしようとすれば自分の脳と相談するのが最良の生活習慣である。

酒巻 修平

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