共産主義という害悪

 この主義はカール・マルクスらによって創始提唱された主義だ。

財産の一部または全部を

共同所有することで平等な社会をめざすというのが基本的な考え方である。

 今から考えるとこのマルクスやその他この主義を唱えた人は相当頭脳構造が雑にできているように思える。

 もしそうでなければ自分の自堕落な生活態度から導き出された一時の思い付きだろう。

 だがこの思想は貧乏な人や理想主義者に受け入れられ、その後マルクスは資本論というまたとんでもない思想に発展していった。

 資本論という本を出版することは彼に取って単なる金儲けでしかなかった。叔父などの金で生活していた彼はとにかく金が欲しかった。

 そして心から信じているわけでないようなことを本にしたためたのだ。彼は人という動物に対する愛や深い洞察がなかった。

 能力がある人は自分の財産を持てないように社会のために真剣に働くわけがない。少しだけ働いてそれで他の人と同様な生活ができるなら、真剣に働くことはしないだろう。

 会社に勤める人なら分かるはずだし、経営者ならなお理解が深いだろう。真剣に働かなければ生産性は低い。そうするとその社会全体のGDPは低くなるに決まっている。

 そして能力のある人の創造性は発揮されることもなく、社会は停滞していく。共産主義は主義そのものが間違っているのだ。

 マルクスというような性格破綻者が提唱することを実行に移すことはできない。 だから共産主義はどの国でも成立しなかった。その代わりに権力を掌握した一部の人間が共産主義という名の元に共有された富を自分達のためだけに利用したのだ。

 すなわち共産主義は独裁主義を生む母体になった悪の温床を育む思想なのだ。それはそうだ。性格破綻者が生活できるような主義を作れば社会は性格破綻者の巣窟となる。

 今の中国を見れば分る。国家の富を簒奪する政治屋の集団が牛耳っている社会など一般人に取っては害悪でしかない。

 権力を握ればまず自己の財をなすことを主として考え、余力で少しだけ政治政策を行う。この政策も国家の富を簒奪する方法に有利なように制定されるのは火を見るより明らかだ。

 ロシアは共産主義であったソ連が崩壊してできた国だ。もともとそんな邪悪な思想を実行に移す国民性があったのか、極めて少人数でソ連という共産主義国家ができあがった。

 現に日ロ不可侵条約があったにも関わらず、日本の敗戦が決定的になってから条約を破棄して参戦して戦勝国となったのだ。

 例外は別としてロシア人は信用し難い。折角民主主義が定着したと思ったのも束の間、またプーチンという独裁者が国を牛耳っている。

 したがってロシア人は真剣に働かない精神をいまだ持っていると思われる。キューバのカストロは誠実な人だと聞いているが、それでも共産主義国家では能力のある人は真剣に働かない。

 共産主義国家で先進国になった国はあるだろうか。あるはずがない。先進国とは能力のある人の数が多くて、その人の能力が充分に生かせる政治体制が整っている国がなるのだ。

 日本ではかつてインテリと自負する人がこの共産主義の虜になった。新しいというだけの理由、あるいは貧乏人がなくなるという間違った考えの元、似非インテリが共産主義を信奉した。

 だが一般のまともな会社は働かないという思想を持った人など採用するわけがない。例外がメディアだ。だからメディアに勤めている人は少しだけ記憶力が人より良くて実は思考力が全くない人が集まっている。

 共産主義はここでも害悪を垂れ流している。メディアは取材もしない虚偽の報道を躊躇なく流す。朝日新聞がその例だ。

 共産主義にも良い所がないわけではない。それは富が偏在しないということだ。アメリカは完全に民主主義が支配する国で、共産主義的な匂いは全くない。

 だから1%の人がアメリカの全資産の40%を所持している。日本では1%の人が日本の10%の富の所有者だ。

 日本ではかつて大会社では年功序列制が敷かれていた。能力があろうがなかろうが、同期入社の人は同じ給料をもらっていた。

 能力が高い人は高い賃金の代わりに高い地位を与えられ、それが人の自尊心を満足させた。極めて巧妙な共産主義の利用だ。

 だが折角の良いシステムは疎んじられ、収入だけは本当の民主主義的になっていくだろう。そのことによる犠牲は富の偏在をもたらすことだ。

 日本では今後生活するだけがやっとという人が増加するだろう。それは共産主義の良い所を捨てたからだ。

酒巻 修平

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