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心の草取りをしよう

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今日の言葉

二宮翁夜話より引用

神魂・真心・道心
翁のことばに、人の神魂について生ずる心を真心という。すなわち道心である。身体について生ずるのを私心という。すなわち人心である。人心は、たとえば田畑に生ずるはぐさのようなものだ。つとめて除き去らねばならない。そうしなければ、はぐさが作物を害するように、道心を荒らすものだ。つとめて私心の草をとり、米麦を培養するように、工夫を用いて、仁義礼智の徳性を養い育てねばならない。これが、身を修め家を斉えるための勤めであ る。
【引用 二宮翁夜話(上) 福住正兄:原著 佐々井典比古:訳注】

心の草取りをしよう

稲を田んぼに植えれば、必ずひえも一緒に育つ。

野菜の種を畑に蒔けば、雑草も生えてくる。

田畑では、雑草が小さい内に取らなければ、最終的に雑草が支配し、収穫ができなくなる。

何かを望むと、必ずその望みと相反する事象が一緒に起こる。

これは自然界の摂理であり、私たちの心も同じ動きを見せる。

例えば、ダイエットを望むと、面倒くさいという感情が現れ、新しいことに挑戦したいと望むと、自信がないという不安も現れる。

自然界は、相反するエネルギーの間で1つの物事が創り出される。

その摂理を理解せずに、望むことの反対側のエネルギーを無視するのは、畑の雑草を放置するのと同じで、結果として何も実らず荒れた状態になる。

何かを望むと、必ずその望みと相反する事象が一緒に起こる。

心の中でポジティブなことを望めば、必ずネガティブな事象が生じる。

その時、ネガティブな事象から逃げ出すのではなく、それを受け入れて向き合い、一つずつ取り除く姿勢が重要である。

作物を育てることと心を育てることは、同じような事だからだ。

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