目次
今日の言葉
菜根譚より引用
前段86)平常の心得
ひまな時でも、何もせずにぼんやり過ごすようなことがなく、常に用心していれば、多忙 な時に役立って、あわてずに自由なはたらきができる。静かにして、からだを休めている時 でも、心をゆるめてぼんやりせずに、常に緊張していれば、活動する時に役立って自由なは たらきができる。人の見ていない処でも、人を欺くようなことがなく、常に公明正大であれ ば、公衆の場で恥をかくことなく自由なはたらきができる。
【引用元 講談社 菜根譚 著 久須本文雄】
平常心を保つために
平常心とは、常に揺れ動かない心のことです。心を平常に保てれば、何があっても動じず、落ち着いて物事に対処できます。
では、平常心を保つにはどうしたらいいのでしょうか。それは、常に先を見据え、準備をしておくことです。
先のことをイメージし、備えができているからこそ、物事に動じずに落ち着いて行動できるのです。
どんなことでも、「準備8割・行動2割」が鉄則です。準備で8割できていれば、残りの2割は落ち着いて実行できます。
逆に、準備不足で「準備2割・行動8割」になると、右往左往しながら動くことになり、落ち着かず徒労に終わってしまいます。
平常心を保つ秘訣は、未来をイメージし、しっかりと準備しておくことだと私は考えます。
菜根譚前段「平常の心得 」を読んで、そう感じました。
オススメの本
※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。
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