菜根譚– tag –
-
人生論
心のコップ
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段76)心の虚と実 人の心というものは、常に邪心を離れて空虚にしておかなければならない。心が空虚であ れば、そこに正しい道理が自然と入って来る。また、心は常に欲心を捨てて正義の観念で充 実させておかなければなら... -
人生論
真実の知恵
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段75) 永続の幸福、真実の知恵 苦しんだり楽しんだりして、苦楽を積み重ね、練り磨いた末に得た幸福でなければならな い。きたえぬいて得た幸福であってこそ、永続きするものである。これと同じく、疑ったり 信じたりし... -
人生論
天理と人欲
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段74)天理と人欲 天地自然の大道というものは、極めてゆったりと広いものであるから、少しでもそこに心 を遊ばせたならば、気持がおのずから大らかに明るくなってくるのが感ぜられる。これに反 して、欲望の道というもの... -
人生論
冷たい心と暖かい心
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段73)暖かい心と冷たい心 天地自然の気候が、春夏のように温暖になれば、万物がよく生育するが、秋冬のように寒冷になれば、万物が枯死してしまう。これと同じく、心の冷淡な人は、天から受ける所の幸福もおのずと少なく... -
人生論
受動的な笑いと能動的な笑い
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段71)福を招き禍を避ける 幸福というものは、これを求めようとしても求め得られるものではない。福を求めようとするには、「笑う門には福来る」のたとえのように、常に喜び楽しむ愉快な心持を養い育てて、福を招き寄せる... -
人生論
あるものとないもの
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段67)真の楽しみと憂い 世間の人は、名声や地位を得ることが無上の楽しみであると思っているが、名声も地位もない境遇におる者の楽しみこそ、人生最上の楽しみであり最高の幸せであることを知っていない。なお、世間の人... -
人生論
心の光明
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段66)心に光明があれば 心の本体が一点の曇りもなく光り輝いているようであれば、たとえ暗室の中にいても、青天白日のもとにおるようなものである。これに反して、心が光明を失って墨っておれば、白昼のもとでも、悪魔が... -
人生論
能ある鷹は爪を隠す
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段63) 大巧は拙なるが如し 真に心が清廉潔白で私欲の無い人には、清廉潔白だという評判などは立たないが、清廉潔白だといわれる人は、まだ清廉潔白でないところがあって、実は貪欲なのである。またこれと同じく、ほんと... -
人生論
100年生きるよりも、生き方の方が大事
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段61) 長生きするだけでは 春になって時候が暖かくやわらいでくると、花でさえも更に一段と美しい色どりを地上にしきつめ、鳥さえも色々とよい声を出してさえずるようになる。花や鳥でさえそのようであるが、教養のある... -
人生論
社会的ラベルと人間性
【今日の言葉】 菜根譚より引用 前段60) 花は花でも その人に具わった徳望によって得た富貴や名誉は、たとえば、山野に咲いた花のように、根も深く枝葉も繁茂して、いつ迄も容易に枯れるものではない。また、事業によって得た富貴や名誉は、たとえば、鉢...