目次
今日の言葉
菜根譚より引用
前段33)欲心を捨てる
功名や富貴は万人の欲するところではあるが、人間はその奴隷になって殴われているので、それに執著する心を捨て去ることができるようになってこそ、初めて凡俗の世界から脱することができる。道徳とか仁義とかいっている間は、まだそれに囚われているので、その執著する心を捨て去ることができるようになってこそ、初めて聖人の域に達し得たといえ る。
【引用元 講談社 菜根譚 著 久須本文雄】
欲心をすてる
人間は誰でも「成功」や「地位」、「お金」などを求めるものです。
この欲求が強くなると執着となり、際限なく追い求め、手に入れた後も手放せなくなります。
追い求めているもの、あるいは手に入れたものに心が囚われると、結局はそれらに左右される自分になってしまいます。
物事がうまくいかないとき、自分の欲求が強すぎるのかもしれません。
そういうときこそ、一度欲求を手放すことが大切だと思います。
なぜなら、追い求めるのをやめ、これまでのものを手放したときに、新しいものが入ってくるからです。
菜根譚前段「欲心を捨てる」を読んで、私はそう感じました。
オススメの本
※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。
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