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若いうちに悪いことをしていると

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今日の言葉

菜根譚より引用

前段48)善い人と悪い人
善人は日常の行動が穏やかで落ちついていることはいうまでもないが、たとえ眠っている間でも魂はなごやかなものである。これに反して、悪人は平素の行動が欲が深くてねじけていることはいうまでもないが、その音声や笑っている話までも、総てとげとげしく殺伐で落ちつきが見られない。言動を見れば、善人と悪人のちがいがよくわかる。

【引用元 講談社 菜根譚 著 久須本文雄】

若いうちに悪いことをしていると

このブログを書いているとき、強盗事件が多発しています。

最近は住人がいる家でさえ、人々に危害を加えて金品を奪うという。

日本社会の治安は年々悪化しているように感じる。

悪事を重ねるほど、心はとげとげしく殺伐となり、落ち着きを失っていく。

やがて、その心が表面化し、言動から悪人だと見なされるようになる。

若いうちはそれでも構わないと思うかもしれない。

しかし、誰もが歳を重ねる。

年を取り、周囲から悪人と見られると、誰も近づかず、助けの手も差し伸べられないだろう。

だが、それも自業自得だ。

目先の金銭を得るために悪事を働くよりも、人としての正しさを追求する方が、より良い人生につながるのだと思う。

菜根譚前段「善い人と悪い人」を読んで、そう感じました。

オススメの本

※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。

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