人生相談 – 「食わしてやっている」が夫の考え

ある新聞の人生案内という蘭に上記のようなタイトルで相談があった。

相談者の趣旨は

1. 夫の「食べさせてやっている」との発言に非常に立腹している。

2. 夫が「ごちそうさん」と言ったのに返事をしなかったから、どなられた。

3. こんな夫には付いていけないから離婚したいが、金がない。

それに対する回答者の案内が

1.「いただきます」というのは命をもらうことへの感謝の言葉

2.その意味も分からず支離滅裂な屁理屈をこねる夫は無神経

3.しかし甘えているだけかも知れない

4.夫は横暴

5.力の限り働く覚悟で別れるかこのまま暮らすか、二者択一

6.凛として対峙すれば状況が変わるかも

というもの。

 相談者は誰かに話すだで気持ちが安らぐことがあるので、相談すること自体は悪いことではないと思う。人それぞれ考え方があるので、相談者が何を考えようが、それを他人が良いとか悪いとか言えないことも多いでしょう。

 しかし1の「いただきます」の意味は正しいかどうかは疑わしいし、知っている人も少ない。妻への感謝の言葉とも取れる。それを支離滅裂、屁理屈と断定するこの回答者こそ屁理屈を並べているように思える。

 妻はどなられたと言っているが、それはどんな状況でどの程度怒鳴られたのか分からない。全て欠席裁判である。

 一番問題なのは回答者の人は女性か男性か名前からは判断が付かないが、夫婦生活に喧嘩を持ち込むのを勧めるのはどうかと思う。

 いま相談者は別れようとも考えているようだが、人の気持も状況も変わるもの。しばらく様子を見るという選択肢もあるではないか。

 それを両者の言い分も聞かないで、一方だけの話を聞いて回答する無責任なやり方に戸惑ってしまう。

 周りに沢山の夫婦がいるが、幸せな人も家庭内離婚のような状況に陥っている人もいる。

 幸せな夫婦を見たり、聞いたりしていると大体妻が賢い人に多いようだ。もし妻が一年に一度でも「あなたのお陰で良い生活をさせてもらっている」と嘘でも良いから言えるようなら、その夫婦はまず幸せになるでしょう。

 どんな状態か分からないが、「食わしてやっている」「返事をしろ」と言われただけで、離婚を考えるのはどうかと思いますね。

 それも金がないから離婚できない。そんなことを常々考えている妻を持つ夫が気の毒とも思える。金の為に結婚生活を続けているのでしょうか。それでは何かに付け夫に反抗をし、喧嘩状態になっている夫婦のような感じも受けます。

 それに自分のお母さんとも同居していたようで、夫の方も我慢をしていたのではないだろうか。しかしそれは想像。架空のことでうっかりとは判断できない。

 妻は家内と呼ばれることもあり、家庭内においては全権を握っている。子供がいれば将来の為に教育をするのもお母さんの重要な役目だし、経済面でも主導権を握っている筈です。

 夫婦は共同生活。お互いに我慢をしなければ破綻する。それを破綻するようなアドバイスをするこの回答者の性格はどのようなものだろうか。

 男女同権だから女性が何をしても良いということではないでしょう。お互いの長所短所を補っていかなくてはならない。相談者の人には欠点はないのだろうか。

 人生相談という名目で相談者の相手を悪く言うのは良くないと思う。喧嘩するのは簡単だが、平和や幸せを築くのは時間も掛かり、努力も必要である。それを簡単に喧嘩に持って行かせるこの回答者は社会に害をなすと思える。

 しかしこの相談は架空のことかも知れない。それを願う。

酒巻 修平

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