ネット売買

 しばらくブログを書かず、ネット売買に没頭した。約4カ月半ほどであったが、それも最近飽きてしまった。買うにはお金が要るし、そんなに欲しいものもない。骨董を集める資力も趣味もない。もっぱら実用的な時計やぐい吞みの安いものをオークションで落札したり、ジモティやメルカリで買った。

 今家の中には前からあるものも含めて22個の時計がある。後3個発送されて来てそれで終わりにするつもりだ。もう置くところもないし、自宅に来る子供たち(もう大人だが)はここの家は時計だらけだと言われる始末。

 時計を売る方は余ったり要らなくなったものを売ることもあるし、業として販売する会社もある。会社は信用を無くすと困るから虚偽の言い方が少ないが、個人やアルバイト的に販売している人には嘘が混じっている。

 あるとき3,4000円だったと記憶しているが、電池が切れているので動作確認はしていないと言われ時計の形が面白くて買った。到着して新しい電池を買って来て挿入したが、動かない。電話でのやり取りやメールでの通信を何度かしたが、どうも動かないのを分かっていて、私の誤解を故意に誘った気配が濃厚であった。

 調べてみるとこの女性は一か月に10万円程度の売上をしていると考えられる半プロ。私は時計が動くとは言っていないと言う。確かに言われていないが、電池が切れているという言い方から電池さえ換えれば作動すると誤解してしまった。

 一昨日到着した時計は女神が二人で時計を捧げ上げていて、振り子が揺れるタイプ。オークションで落札したのだが、これも今のところ動かない。確認したときは動いていたが、運送中などの揺れで動かなくなったのだろう。それに動作を保証しているものではないと言う。部品は2,3点ばらして梱包してあったので組立の方法が違っている可能性もあるので聞いてみたが、自分は素人だから詳しいことは分からないと逃げの一手。いずれ専門家に修理をお願いするがその時に動く状態にあったのかどうかが解明されると思っている。私の感では最初から動いていなかったのではないかと想像している。

 私は結構年を取っているから昔のことをつい考えてしまうが、どうもコンピューターが普及するに従って人の全体的なレベルが下がったように思えてならない。話すより書く方が嘘をついても罪悪感が少ないし、直接咎められることはない。売り手と買い手の住む距離も離れているケースがほとんどで売りてのところにクレームを言いに来る買い手もいない。

 だからネットで買ったものは品質や真贋が当てにならないと聞く。オークションを仲介しているヤフーもこの辺のコントロールをしていない。時計であれば動作が確認されなければその旨を記載しなければならないとか、何か買い手を保護する手段を講じなければならないが、そんなことは一切ない。それでこちらが売り手にクレームすると売り手はこちらの評価として「とても悪い落札者」だと評価し、落札に参加することができなくなってしまうことがある。

 革張りの椅子を買おうとしたこともある。日本語、英語どちらの表記でも買い手が誤解するような表記がまかり通っている。革は英語ではleatherであるのだが、leather chair と書いてあっても信用できない。説明書きには

Leatherette, softleather, PUleather, leathersoft, ecoleather, bondedleath leatherfresh,たんなるleatherなどあらゆる種類の表記が現れる。英語だからアメリカなどの業者がこのような表記をするのだ。これらは全て単なるビニール。Bonded leather は革の切れ端を細かく裁断して接着剤とで再生したもので、一見革のように見えるが、皮革協会では革とは認めていない。年月が経過すると革だとの独得の風合いが出るものだが、それもないだろう。

 私はアメリカ人と50年以上商売をしたが、嘘を付く人は皆無だった。しかし今はこんな有様。嘘ではないのかも知れないが、買う側の誤解を招かせるようなことを平気でする。革は日本では本革、英語ではgenuine leatherと言い、それを確かめなければならない。そのときは正直に言う人もいるが返事をしてこない業者も多い。

 安倍晋三氏が内閣総理大臣になったとき、コンピューター省を創立したらどうかと提案した。勿論これらの意見に本人が目を通したとも思えないが、コンピューターは人に大きな利害をもたらす。世の中がとても便利になった反面、コンピューターによる犯罪も急角度で増加するだろう。日本はそんな中でコンピューター関係の能力が世界一と言うほど低い。今のうち何とかしないと北朝鮮がハッキングして日本人の持つ銀行預金を移動させてしまったらどうなるのか。皆さんはそんなとき自分の預金を保証してくれないのを知っていますか。すでにそんな犯罪が始まっている。

酒巻 修平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の記事

医師百態