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実行役を動かす人が1番の罰を受ける

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

370)喇叭兵(ラッパ兵)
軍勢を呼び集めるのが仕事の喇叭兵、捕まって、取り囲まれて叫ぶには、 「徒に、私を殺して下さるな。一人だって、殺したことのない私。この喇叭の他に、武器など持ってないでしょう」すると敵兵の言うことに、「だからこそ、今すぐ死んでもらうのだ。戦いの力がないと言うけれど、喇叭の音も喨々と、皆を戦いに駆りたてているぞ」悪いことや苛酷なことができる立場の者を悪事へと駆りたてる人、それが一番ひどい目に遭う、ということをこの話は説き明かしている。
【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

実行役を動かす人が1番の罰を受ける

最近の特殊詐欺グループは組織化されていると言われています。

詐欺を計画する人と実行する人が分かれており、警察に捕まり人生を棒に振るのは主に実行役です。

計画者はラッパ兵のように、何度も実行役を集め、繰り返し詐欺を行わせます。

この寓話は「悪事や苛酷な行為を可能にする立場の者を悪事へと駆り立てる人が、最もひどい目に遭う」とまとめています。

これは今も昔も変わらない真理だと思います。きっと計画者もいつかはその報いを受けるのでしょう。

イソップ寓話集の「喇叭兵」を読んで、このような感じました。

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