結婚生活を幸せにする確実な方法

  人が生活を送って行く上で、精神と物質の二面があることは厳然とした事実である。なかんずくメーテルリンクの「青い鳥」の寓話でも示されている通り、精神の安寧が幸せと感じる極めて重要な要素である。

 この頃の子供は昔と違って小学校、いや場合によっては幼稚園時代から受験勉強を強いられ、にこにこ笑っている幼児もやがて試験の成績で幸不幸が左右されるようになるかと思うと不憫でならない。

 我々のころも受験勉強はあった。しかしそれは今ほど極端ではなく、中学校3年生になってから少しと、高校3年生のときだけだったように思える。たいして受験勉強をせず大学に進学した人も大勢いた。

 

 そんなことで今の子は心から楽しい、幸せだと感じることが少ない。いつも誰かと比較され人柄の良さなどは人を評価する基準から遠ざかっているようである。

 さて結婚は男女の長く、密な付き合いだ。長年の間には諍いや意見の違いが浮き彫りにされることは覚悟しなければならない。その中から幸せと感じるにはどのようにすれば良いのか。

 昔は見合い結婚が主流であった。今も合コンなど見合い形式の出会いの場が用意されているが、昔の見合いと違い、一体一ではない。見合いではあらかじめ紹介者が両者の家庭や教育の程度などを調査して相応しい二人を引き合わせたが、合コンなどではこんな調査はしない。

 その場だけの演技もあろうし、ただ容貌や雰囲気、話し方などで付き合う相手を決めるケースがほとんどである。付き合っているときと結婚してからの言動が極端に違うことはままあることだ。

 結婚してからしまったと後悔しても遅い。どうしてもいやなら離婚することも最近は抵抗感が少なくなったが、子供があると子供を不幸にすることを考えにいれなければならない。

 人の精神や考え方は持って生まれたものと生まれてからの両親の考え方、環境によって形作られる。極貧の家庭と裕福な家庭では子供の考え方も違ってくる。貧しい生活をしてきた子供は優秀であれば貧しさが原動力になって大きな仕事をするだろうし、裕福な家庭の子女はがつがつしていない。

 昔風の見合い結婚はお勧めだが、もう二人を取り持ってくれるような人は皆無に等しい。自分で相手を観察し、調べなければならない。こんなことをするのは気が進まないだろうが、長い結婚生活を維持するには必要なことだ。

 一番は経済面だろう。玉の輿に乗ると結婚当初は嬉しいだろうが、じわじわと自分だけが辛抱しなければならない時がくる。そうでないケースもたまに見聞きするが、稀だ。できるだけ止した方が無難だ。

 相手の親が会社の経営者であれば、会社が倒産することもあるだろうし、経済的に大きな援助を受けることができると期待してはいけない。両親が経済的に同一の水準にある人同士が上手くいく。

 考え方が極端に違うのも考えものだ。当初は相手のそんな考え方を可愛いと感じるかもしれないが、これもじわじわとジャブのように自分の精神にダメージを与える。

 スピード感も重要だ。悪い言葉で表現するとせっかちとのろま。どう考えても上手く行きそうにない。頭の極端な差。これも駄目だろう。子供に対する教育方針、日常の会話などで齟齬が激しい。

 出会いの場所を考慮する必要もある。遊ぶ場や日常でないところでの出会いでは余程注意をしなければならない。両者とも日ごろの考え方が飛んでしまい、行動も常日頃とは違ったものになっているだろう。

 男性は女性の美醜で相手を決めてはならない。美貌の女性もいつかは老いる。美人女優が年を取ったときの顔はときには哀れにさえ思えるものだ。誠実で賢い人は年を重ねるに従って良い顔になる。男性もそうだ。

 

 総合すると相性の問題だ。付き合っているときに何かをする場合、努力をしないと上手く行かない人を結婚相手に選んではいけない。種々の点を考慮、分析しこの人との相性はどうだろうかを一番に考えたいものだ。取って置きの方法は相手の両親を観察することである。その人達と上手く付き合えるようなら一応相性が良いと考えていいだろう。

 しかし見る限り幸せになっている人の数が減ったと感いるこの頃である。

酒巻 修平

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