MENU

いつの時代も儲かり屋が詐欺師であること

  • URLをコピーしました!
目次

今日の言葉

イソップ寓話より引用

333)兎と狐
知りたがりが好奇心を悪く働かせて、とんでもない不幸に遭うことがよくある、ということ。兎が狐に向かって、「君は『儲け屋』と呼ばれているけれど、本当にがっぽり儲けているのかね」と訊くと、狐は答えて、「嘘だと思うなら、家に来てごらん。一席設けるよ」と言った。 そこで兎はついて行ったが、中には狐の食事になるものは当の兎しかいなかった。そこで兎の言うには、「授業料が高くついたが、お前の名の由来が分かった。『儲ける』からではなく『欺く』から来ているのだ」
【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

いつの時代も儲かり屋が詐欺師であること

この寓話は現代にも当てはまりますね。

「この投資をすれば必ず儲かります」と言われて投資をしたら、全額騙し取られたという話よく聞きます。

「必ず儲かります」と言われて、多くの人は「怪しい」と思うものですが、なぜ騙されてしまうのでしょうか。

もしかしたら、騙される人はお金に対しての好奇心が旺盛なのかもしれません。

「そんな仕組みでお金が増えるんだ!」と信じるから投資していると仮定すると、騙される人はお金を増やすことに好奇心が旺盛なのでしょう。

もちろん好奇心があることは素敵なことです。

しかし、物事のメリット・デメリットを評価することなく好奇心だけで物事を決断すると、現代は騙されることが多いと思います。

イソップ寓話集 の「兎と狐」を読んで、そんなことを感じました。

オススメの本

created by Rinker
¥1,122 (2024/07/12 12:33:07時点 Amazon調べ-詳細)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次