中国はどこへ行くのか

中国は国家である。現存し、多くの人々が住む国家である。中国人は人である。そしてより良い生活を望んでいる。

 しかし悲しいかな中国の政治経済その他を操作しているのは共産党に属する一部(数は多いが)の人物たちである。

 中国がどこへ向かうのかはこの一部の人たちの考えで進むのだろうか。短期間でみると確かにそのように見える。

 人は人として進化して以来多くの文化を創生した。その中には政府というものも含まれる。そして人は小さな進化はあったかも知れないが、基本的な本能や性格は変化していない。

 そんな事実から歴史を見てみよう。アレクサンダー大王やチンギスカンは自分の野望を遂げるため多くの人を殺害し、帝国を建設した。

 しかし今その帝国はどこにあるのだろうか。四分五裂してその征服した領土は消滅した。蒙古はもともとの領土を保っていて、極めて正常で裕福な人もいるが貧困な人もいる。

 人は他の動物と違って大きな脳を獲得した。脳は記憶し、想像し、そして思考する。そんな作用の中で少数の人物に支配され奴隷のように扱われることに大きな反抗をしてきた。

 大きく見るとその結果が少数の天分と言うか狂気というかそんな性向を持っている人物が作った国家の消滅である。

20世紀は社会主義が発生した世紀であった。社会主義や共産主義は正確に分析すると人に取って快適な生活を約束する制度である。

 しかし社会主義を標榜し、それに基づいて政府を運営した人物は結局社会主義を現出させず、独裁主義を打ち立てた。

 ロシアのスターリンがそうであり、ヒットラーもそんな人物の一人であった。真の社会主義はどこにも見られなかったが唯一日本の大会社にその片鱗を見せた。

 そこでは能力に応じて労働し、ほぼ同一賃金が支払われた。これは日本社会が勝ち得た大きな文化である。

 指導者やそれに従う人々が努力し、人の好ましい性質を生かした素晴らしい制度であった。人工的ではあったが、それは短期間でも存在した。

 しかし諸外国との生き残り競争によりあるいは人と競合するという人間の本能により折角創設した制度は消滅してしまった。

 これには政府の責任もあるが、基本的には人が持つ本能に人が負けたと言えるだろう。そしてそんな制度が消滅するに従って人々の幸せは徐々に消えて行き、将来に希望のない社会が現出してしまった。

 さて世界の交通量は増加し、そしてスピード化した。従って社会の変化も極めて速くなった。これは決して良いことではないと思うがそれが現状である。

 ジンギスカンやアレクサンダーの時代と現在の社会の変化のスピードは比較できない。一国で行われた文化はたちまちのうちに他国に伝播する。

20世紀に存在した社会主義を標榜するソビエト、キューバ、蒙古、ベトナムという国ではその主義は消滅してしまった。

ジンギスカンが巨大な帝国を建設して消滅するまでどのくらいの期間を要したか調べてはいないが、社会主義国が消滅したスピードは比べ物にならないほど早かった。おそらく1世紀も掛からなかったであろう。

中国が共産主義を始めたからまだ1世紀に満たないが、今社会主義や共産主義の元で国が独裁的になっているのは世界では中国だけになってしまった。

 歴史は繰り返す。独裁者より一般人民の数の圧倒的に多く、その独裁者の国の周りの他国もその独裁主義を忌み嫌うようになっている。

 そして世の中の変化は極めて速い。中国の独裁主義が消滅するのはすぐそこに来ている。

そして民主主義の考えの元普通で適正な国体の大きな国に変化するだろう。アメリカのトランプはその近い将来を見つめ、中国の変化を更にスピードアップさせる努力をし、安倍晋三氏も同調しているように思える。

酒巻 修平

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