世界の困りもの

 核不拡散条約

  アメリカという国はどうも悪行を働いても反省しない国らしい。私は何も社会主義や共産主義を良いとは思わないが、世界の政治経済をリードしているアメリカの我儘ぶりには時に苦言を呈したい思いがする。

  広島と長崎に原爆を落として多くの非戦闘員を虐殺して、それに対する反省の色はない。それどころかまだ戦争において原爆を使用しようとしている気配が濃厚である。

  国連が正式に認めている核保有国は常任理事国の5ヶ国だけである。そして他の国が核を持つことを避ける目的を持って核拡散防止条約を作って自国が核を独占しようと試みている。

  アメリカが核兵器を持っていることが北朝鮮が核を持つに至った原因であるということを認識しなければならないし、唯一の被爆国は核を持っている国を非難する態度を国際的に強く示さなければならない。

国連常任理事国

  国連では常任理事国の内一国でも反対すれば議題は通らない。こんな馬鹿げた法則があって良い筈がない。

  第二次世界大戦が終了してもうすぐ74年を迎える。敗戦国もほぼ全ての国と講和条約を締結して戦争は終結した筈なのに、いまだこのような形でも戦争の影響を引きずっている。

  日本国憲法もその敗戦を受けて他国が制定したもので、こんなものは一早く廃止して日本独自の憲法を持たなければならない。内容が如何に素晴らしく、あるいは稚拙であってもこれは他国が敗戦国日本に押し付けた憲法である。

  常任理事国という制度は新ためなければならない。そのために日本は国連の法制を拒否するくらいの意気込みで当たらなければ、後100年も敗戦国の地位に甘んじなければならない。世界第二の経済規模を持ち、全ての戦争の責任を果たしている国が常任理事国でないというのもおかしい話だ。

イスラム教テロリストの存在

  テロリストはイスラム教信奉者であろうか。私にはそうとは思えないが、事実はテロリストが全てイスラム教徒だと称しているのが気に掛る。キリスト教、仏教国や団体も好ましからないことを行うが、少なくても意図をもって関係のない人を殺害することはない。

  もし彼らがイスラム教の信者であればマホメッドは呆れ、泣いているであろう。彼の教えはそんなことをすることを許していない筈だ。

EU

  EU<が成立して利益を得た国は経済的に優位にある国の、ドイツ、フランス、あるいはイギリスである。それまでの自国の通貨を換算してユーロにした結果経済的に弱小だったイタリア、スペイン、ギリシャ、ポルトガルなどは全て困窮するに至った。

  関税制度が域内では廃止され、経済的に強い国だけがますます強くなる傾向にあり、弱小の国は絶えず経済危機に陥ることになってしまった。

  その陰で移民が大量発生して、ドイツ、フランスなどになだれ込み、今やそれが一般市民に悪影響を与えている。

  法制も同一化されている。イギリスがEU脱退を決めたのは賢明であったが、目先の経済的利益のために実行はしていない。

  これからは更に問題点が多く噴出すると考える。

大発明の不在

  コンピューターが普及して、量子力学が提唱されてからぼちぼち100年になろうとしている。そのような大きな発明はもう全てやり尽くされたのか、そうは思えないが、大発明がないのは現実である。

大発明は世界規模の経済発展に繋がる。18世紀や10世紀にはそれがあった。そのころには未解決の問題点も世界には多く残存していたがまだ夢があった。人はだんだん豊かになると考えられていた。

  そんな大発明がなくなった今、旧来からのビジネスの取り合いが規制緩和という名の元に行なわれている。発明力が弱くても工業力が高い国は今後他者のビジネスを簒奪して繁栄するだろう。それが日本だ。日本の政治家はそれを知っているから規制緩和の輪を広げる努力を欠かさない。

富の偏在

  現在6人あるいは6団体が世界の富の半分を占めていると計算されている。ということは後の半分を求めてその他の人は努力をしていることになる。

  しかし実はそれも違う。その残りの半分の大半はまた少数の人により独占されているのだ。だから経済的に下層な人たちには富は回ってこない。

  そんな状態は放置すべきではないだろう。貧困は犯罪を誘発するし、幸せを奪う。こんな世界的な問題点を解決するのは誰だろう。アメリカ大統領でないことは確実であるし、EUでもない。

  誠実な心を持っている人が考える制度を確立しなければならない。現在の状況下では国連の中に検討委員会くらいあっても良い筈だ。しかしそんな委員会の発足も巨大な富を持つ人物、団体に阻止されるだろう。かくて古き良き時代は永遠に戻ってこない。世界は不幸に向かって突き進んでいく。一部の人物を除いて。

アメリカの拝金主義

  アメリカの最悪の考えは拝金主義からくる。このアメリカの悪を真似た日本では、かつて存在した自己の考え、仕事に誇りを持つという良い習慣は完全に姿を消した。

  人は金のためだけに働くようになったので、どんなに良いことでも金にならなければ会社や人は動かない。

  本はもう内容の良さで売れる時代ではなくなった。馬鹿らしい内容でもタレントや名が世間に売れている人の書くものは簡単に売れる。親切は金にならないから行われなくなった。かくて文化は衰退していく。

  アメリカは建国からまだ歴史が浅い。あの広大な土地で生きてゆくには親切さより物が尊ばれた。それは仕方がないことではあったが、他国がそれをできるだけ真似しないことが必要である。

  これは言っては叱られるかも知れないが、男女同権もそれに拍車を掛けている。女性の性は保守的で、物質的であるのは仕方がないので、全てのことを女性に委ねることには無理がある。節度ある男女同権が必要だと考える。

戦争

  いまだ戦争が絶えない。人の歴史は戦争の歴史といっても過言ではないほど人は戦争に明け暮れた。

  人に英知や豊な人柄が存在するのであれば戦争を失くす努力をすべきだと思う。しかしなくならないだろう。

  規制緩和は経済戦争を誘発し、敗戦した国や企業を貧困に陥れるだろう。人の性には善と悪の二面が並立するが、できるだけ悪の面を出さないようにしたい。それが文化というものだ。

酒巻 修平

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