医師には能力と人柄が備わっているのか

 医師も人である。優秀な人もいればそうでない人、人柄が良い人もそうでない人がいるのは当然だ。

 私は大抵の医師より年長者であり、対等に物が言える。ある時近所の歯医者に診断を依頼した。その時のことである。歯医者が余りに人を見下した物の言い方をするので、私は「あなたは患者にいつもそのような口調で話しているのか」と尋ねた。

 

 それに対してその歯医者は「じゃ、止める?」と返答をよこした。これは診断を止めるかどうかの問題ではない。歯医者の言葉付きと態度を非難したのだが、的外れな反応に「そんな問題ではないでしょう。言葉を改めたらいかか?」と言って、診断はしてもらった。だが全く金儲けしか頭にない男。それっきりいかなくなった。

 統計的にため口を聞く医師の技量や人柄は良くない。優しい言葉で親身に話し対応するのが医師の務めである。医師の態度にはプラセボ効果があるので、優しくされるだけで、体調が良くなることもあるのは事実ある。

 私は白衣高血圧になる。最初に掛かる医師の元で血圧を測ると170を超えたりするが、自分が130(最高血圧)代だと知っているから、そんな数値が出ても動揺もしない。

 私が好きな医師がいる。人体の機構、作用に複雑で、いまだ誰も解き明かしていない。どの医師に聞いてもその3%くらいも分からないと言う。それは事実と考えられる。だから医師が分からないのが当然。私が信頼している医師は分からないことを分からないと言う。

 その医師に血圧を図られると120台だったりする。血圧とは英語では「hyper tension」で、「hyper」とは極めて高いという意味だ。だから130台や140台の人は高血圧と称するには大袈裟過ぎる。

 テレビのBSで130台の人は血圧が高いからこのサプリメントを飲むのが良いと宣伝しているのがある。これは人を騙しているに過ぎない。血圧を下げる効果は全くないようなサプリメントを自分の血圧が高めだと誤解している人に騙して売っているのだ。もともと130台(最高血圧)など通常血圧である。

 血圧が200を超えても血管が破れるかどうかは人によるし、持続時間も関係してくる。Hyper Tensionとはこのような状態を言う。ちなみに血圧という言葉もおかしい。血の圧力が高いのではなくTensionとは血管が血から受ける圧力で、血管に弾力性がなければ高くなるし、血管がしっかりしていればどんなに血の圧力が高くても血管など破れない。

 重量上げの選手は最高400くらいになるので。だから血圧が問題になるのは血管がもろくなっている人だけだ。

 最近私は風邪を引いた。医師に診断してもらい、処方箋を書いてもらった。抗生物質を出し渋っていたが、その理由は耐性菌ができるのを怖れたからだ。それは分かる。処方では一日一回一錠服用するようになっていたので、そのようにした。

 だが風邪の症状は改善しない。喘息様喘鳴が止まらない。私は喘息の持病を持っているから仕方がないと考えていた。でもだんだん直ってきた。ところが13日の朝になり今まで36度代だった体温が何と38.7度。体も非常にだるい。

 何10件か診断をしている医師を探したがなかなか見つからない。比較的大きな病院に電話を掛けると緊急処置体制だと言う。担当は外科だ。それでは意味がないので、また電話をかけまくってやっと一軒の診療所を見つけた。

 そこで熱を測ると何と36.6度。意味が解せない。医師も「たいしたことはありませんね。抗生物質と総合感冒薬を出しておきましょう」との診断。行きつけの医院があるのを知ってか、あまり熱心ではない。熱が急に出て、急に下がった理由も説明しないし、できないようだ。

 帰宅すると熱はまた37度代になった。色々考え、調べるとこれは熱中症ではないかと自己診断した。前の夜クーラーを1時間だけ掛けて寝た。だが暑くて目が覚める。トイレにその都度行く。これを5回くらい繰り返した。体温の調節ができなかったのだと考えられる。そこで室内の温度も下げ、寝室のクーラーを掛けっぱなしで寝た。ここで自己診断が正しかったと証明された。

 それっきり36度代の全般に落ち着いた。抗生物質は前の医師と今度の臨時医師は同じものを処方している。前の医師は耐性菌ができることをおそれたが、臨時の医師はそんなことは考慮しない。そして一日2錠の服用を指示している。ネットで調べるとその錠剤は1日2錠の服用が必要だ。だとすると前の医師の処方による1日1錠では摂取量が不足することになる。

 薬は充分な量を服用して効果があればできるだけ早く服用を中止するのが体には良い。一番良くないのはだらだらと不足量を摂取することだ。ここに前の医師の処方に問題があったと考えられる。

 喘息の喘鳴は止まらない。前の医師に処方してもらった薬の成分含有物質を調べるとステロイドだけだ。これでは息の苦しいのを止めることができない。仕方がないので、毎日服用していたのを2倍服用した。そうしたら5分で効果があって喘鳴はなくなった。

 

 私は熱中症と風邪の両方を患っていたのだ。そしてそれは自己診断で発見した。医師は熱中症を発見できなかった。それは仕方がないだろう。詳しく状況を説明しなかった自分にも落ち度がある。だから自己診断はとても大切な診断方法の一種である。

 前の医師の処方は正しくなかった。だから私はまた医師難民になった。どうしてなのか。多分医師に熱心さがなく、症状が出た原因の追究が浅かったのだろうと思う。だがそれは医師の診断態度であるから、改まらない。もっと熱心な医師を探さなければいざという時に困る。

 ところでどうして医師たちは一斉に休むのだろうか。病気は人の決めた平日に発症するとは限らない。それなのに医師会の指導かどうかは知らないが、夏休みや土、日には一斉に休む。どうして交代で休診しないのだろうか。ここに私の医師に対する根本的な不信感がある。

 もう医療は仁術ではなく金儲けでしかない。でも例外的な人もいる。そんな循環器の医師を一人だけ持っているが他はそうではない。そんな医師に辿りつくまで私は医療難民だ。

酒巻 修平

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