MENU

束の間の快楽は身を滅ぼす

  • URLをコピーしました!
目次

今日の言葉

イソップ寓話より引用

80)蠅
物置の中で蜜がこぼれ出たので、蠅が飛んで来て舐めた。甘いので、このご馳走から離れようともせずにいたところ、足がくっついてしまい、飛び立つこともできず、蜜の海に溺れそうになって言うには、「情なや、束の間の快楽のために身を滅ぼすとは」このように、食い意地が元で数々の災いに遭う人は多いのだ。

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

束の間の快楽は身を滅ぼす

ギャンブルや過度のアルコール、麻薬やお金目当ての人間関係など、現代は快楽を目的とした誘惑が溢れている時代だと思います。

その快楽を楽しんでいるときは心は満足します。

しかし、心の奥底では楽しめていないから、すぐに次の快楽を求め続けてしまいます。

心のどこかで虚しいことにも気づいているのですが、その虚しさと向き合いたくないから、快楽がエスカレートしていき、最後は身を滅ぼしてしまいます。

最近、新宿のタワーマンションに住んでいた20代の女性が事件や事故に遭ったという報道を立て続けに見ました。

事件・事故は残念なことですが、なぜ20代の女性が新宿のタワーマンションに住めていたのでしょうか。

束の間の快楽は身を滅ぼす。

この摂理は今も昔も変わらないものだからこそ、快楽に溺れないようにしたいものです。

イソップ寓話集の「蠅(ハエ)」を読んで、そんなことを感じました。

オススメの本

created by Rinker
¥1,122 (2024/07/12 12:33:07時点 Amazon調べ-詳細)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次