もし北朝鮮がアメリカとの友好国になったら

 トランプ大統領は北朝鮮の新型ミサイルの発射を容認するなど、今までの政策を変更しているようにも見える。

 その背景には金正恩のトランプ宛ての親書があり、韓国の無節操、不誠実な対応だ。共産主義勢力の強大化を避けるために種々政策を実行してきたアメリカに取って韓国は同盟国というよりむしろ政策実行の障害となっているからだ。

 物事を話し合うことで解決し、よりよい関係を構築するのは紆余曲折があるとしても大きな流れでは重要なことだ。もちろんアメリカでも日本でもEUでも自分たちの国家あるいは国家連合の利益を守る主張が全て通る訳でもないが、少なくても国家が他の国家の利益を全く度外視することは許されることではない。

 旧ソ連邦がそうであったし、現在の中国がそうだ。彼らは軍事的な脅威にもなっていたし、なっている。

 ソ連は崩壊して民主的になって対等、平等に付き合える国になったと思えばプーチンがまた元に戻してしまった。中国もそうだ。軍備を拡大し、南下政策を取るのは他国の大きな脅威になっている。

 アメリカや西側諸国、日本など民主主義の国家はこの独裁による害禍は世界平和への挑戦だと考えている。

 さて北朝鮮だが、金が望んでいることはただ一つ体制の維持だ。だが時代は変化した。日本の徳川が作り上げた体制は海外からの圧力であっと言う間に崩壊してしまった。そのように自分のことだけを考えている体制はもろいのだ。

 金はどんな状態が続こうと現在の体制は保持することができないが、金はそれを夢見ている。だが今や誰もが手に入れることができる情報は統制してもだんだん国民の間に浸透してくる。金王国もいずれは崩壊するのだ。

 歴史はそれを示しているが、民主主義国家も歴史が進む速度を待てない。独裁者を排除あるいは手なずけようとするだろう。トランプは北朝鮮を手なずけようと考えているのではないか。

 もしアメリカが見せかけの体制維持を約束すれば、北朝鮮は大きな経済力を手に入れ、金自身も国民も豊かになる。

 アメリカや西側諸国のメリットは中国やロシアの独裁政治の軍事的脅威に対し、防衛線を北側に移動させることができる。

 北朝鮮は核開発に過大な投資をしているので、経済的に行き詰まっている。もしアメリカが北朝鮮に核を持ち込んだら、北朝鮮は労失くして核を手に入れることができる。

 しかしその核はアメリカにコントロールされている。ただ北朝鮮に存在しているというだけのものだ。

 北朝鮮は仕方なく、中国とロシアとある程度の友好関係を結んでいるが、それは確固たる意思によるものではない。この実力がなくて自尊心ばかり強い国や指導者は体制や地位を保証してやると案外靡くのではないか。

 北朝鮮には莫大な地下資源がある。だがその採掘には技術が必要で、かつて中国は採掘に失敗している。アメリカや日本にはその技術力がある。

 北朝鮮にはまた安い労働力がある。訓練すれば中国より良い製品を生み出すことができると思われる。

 アメリカや日本の地政学的なメリット。地下資源、安い労働力。何故北朝鮮は西側諸国と仲良くしないのか。それは中国あるいは旧ソ連とアメリカの確執から生まれたものだ。

 ロシアや中国が北朝鮮の体制を容認しているのなら、アメリカや日本もできるだろう。それには北朝鮮は少しの譲歩や協力をすれだけで良いのだ。

 そうなると韓国はどうなるだろう。どちらにしてもたいした力は持てない。地政学的に考えて韓国を捨て、北朝鮮を得るメリットは計り知れない。

 アメリカはやりたければ北朝鮮を破壊することが可能で。今まで韓国のことを考え、暴力的な方法を取らなかったが、韓国の裏切りを考えるとそんな選択肢もまた浮かんでくる。

酒巻 修平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

二人の社員

次の記事

少年犯罪