2022年からの日本経済、残酷な現実

 週刊誌でも他のメディア媒体でも22年ころから日本経済は零落し、酷い状態になると言われている。

 だが昔アップされた予想情報を見てみりょう。例えば安倍政権が誕生して日経平均が20000円を突破した時、著名な評論家やその追随者が20000円は一つの通過点に過ぎず、30000円やそれ以上を目指して上昇を続けるだろうと予想した。

 しかしそんな優秀な経済評論家の予想は見事に外れた。予想とはそんなもので評論家が予想の根拠にするデータには大きく掛けた部分があるのだ。

 それは欠けた部分というより一番重要な点である。ここに面白い事実がある。1960年ころ人口は爆発的に増加し、このままでは地球上に住む場所がなくなると多くの人が予想した。

 月や火星にすむ方法はないかとか、地球を二重構造にして住む場所を新たに設けるとか色んな案が出された。

 ところがどうだろう。今は人口減少に悩む政府が各種対策を講じて人口減少を食い止めようとやっきになっている。

 何故こうなったのであろうか。種々理由はあるが、決定的な理由は夫婦が人以上の子を持たないことを決めたからだ。

 人の行動は脳が決める。脳は周囲の状況、自分の好み、欲求、たまには友人のアドバイスなどにより自分の行動を決定、実行する。

 もし何かの理由があればまた子供をもっと欲しいと思うことがあるかも知れない。そうすると人口は増加に転じる。

経済はもっと単純だ。お金を使いたい気持ちが生じれば内需は増大する。日本人はとても勤勉で節操がある。不時の出費、例えば老後や病気に備えてせっせと預金する。

 だが今の日本人は昔の日本人ではない。どんな心境の変化が発生するか分からない。それに今はグローバルな世界が現出して、日本の経済は日本だけで決定できるものではない。

 多くの国が日本製品を欲すれば日本の経済はその分潤うだろう。このタイトルはその逆を想定している。

 世界経済が沈静化して日本製品も買い手が減少すると考えているのだろうか。当たるも八卦当たらぬも八卦など信用できないので、こんな週刊誌を買っても読む気にはならないが、記者は確実なデータで真剣に考察して記事を書いているのか。

 それさえも疑問だ。たった3年後と言ってもやはり未知の世界だ。その予想をするのに、現状のデータは必要だし、歴史的な観点も考慮しなければならないだろう。

 何故かと言えば歴史は事実であろうし(文献が歪曲されていないとすれば)人の精神の動きを反映しているので、大きな参考になる。

 現状の変化がどのように人の心を動かすのか、その動かされた状態が経済にどのように反映されるのか。はたまた小さな心の動きが累積して大きなうねりになりはしないのか。

 将来のことを占うにはこの人の精神の変化や状況を考察しなければならない。記者はそんな人の心の問題を考察したのだろうか。

 あるいは想定外の出来事が起こる可能性も0ではない。3.11が発生した時あるアメリカの評論家は「気の毒だが日本は貧乏になる」と予言した。

 だが大外れで、震災の処理の不手際を指摘された民主党は政権を失い、安倍政権が誕生した。震災が契機となってそれ以降日本の国力は世界の高く評価されるようになったのを我々は目で見た。

週刊誌の読み方は「どんな馬鹿らしいことを記者は考え付き、もっともらしく記事にするのか」を見物することだ。

 経済とはいかなるものか。どのように発展し、その動機は何だったのか、そんな研究をその記者は行っていない。そんな時間は与えられていないのだ。

 そんなことばかりやっていると週刊誌もやがてなくなる可能性が高いのではないか。これも将来予想であるので、私は責任を持てない。

酒巻 修平

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