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法律は誰のためにあるの

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

348)狼の将軍と騙馬
法を正しく定めたと思われる者自らが、法の定めるところを遵守しない、ということ。 狼の群の将軍となった狼が皆のために掟を定めた。もし何か獲物が手に入ったなら、すべて公に差し出し、皆に平等に与えるべし、と。そうすれば、残りの者がひもじい思いで共食いに走ることもなかろう、というわけだ。そこへ臨馬が通りかかり、たてがみを振りたてつつ、「狼にしては良い考えだ。ただ、昨日の獲物をねぐらにしまいこんだのは、どういうわけだ」と言った。尻尾を掴まれた狼は、その掟を廃止した。
【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

法律は誰のためにあるの

昨年、インボイス制度が開始されました。

この制度の導入により、約2000億円の税収増が見込まれるとのことです。

インボイス制度は法律で定められているため、これを守らないと罰則の対象となります。

しかし、この制度が何のために導入されたのか、また増加した税収をどのように活用するのかが不透明です。

一方で、政治家の脱税や裏金問題が後を絶ちません。

政治家は不正を行っても、最悪の場合でも議員辞職で済み、法的な処罰はあまり厳しくないようです。

日本にも「狼の掟」のような法律があるのかもしれません。

イソップ寓話集の「狼の将軍と騙馬」を読んで、そんな思いが浮かびました。

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