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ウサギとカメ

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

226)亀と兎 亀と兎が足の速さのことで言い争い、勝負の日時と場所を決めて別れた。さて、兎は生まれつき足が速いので、真剣に走らず、道から逸れて眠りこんだが、毛は自分の遅いのを知っているので、まず走り続け、兎が横になっている所も通り過ぎて、勝利のゴールに到達した。 素質も磨かなければ努力に負けることが多い、ということをこの話は説き明かしている。
【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

ウサギとカメ

♪もしもし かめよ かめさんよ せかいのうちに おまえほど

あゆみの のろい ものはない どうして そんなに のろいのか

なんと おっしゃる うさぎさん そんなら おまえと かけくらべ

むこうの こやまの ふもとまで どっちが さきに かけつくか♪

うさぎとかめで有名なお話。

この寓話では、能力があるものでも、怠れば、努力する者に負けるということを伝えています。

子どもの頃は、ウサギの視点に立って「思い上がり油断すると失敗する(油断禁物)」というお話だと思っていましたが、カメの視点に立って改めてみると「努力すれば、能力ある者を超えられる」という教訓にもなっていたのですね。

しかし、改めて読み直してみると面白いお話です。

ウサギに足の遅さをひやかされたカメは、それが許せずウサギにかけくらべを申し出ました。

人間だったら、プロのマラソンランナーから「君は足が遅いですね」と言われた時、「そうなんですよ~あなたにはかないません」となるはずです。

きっと、カメは相当の負けず嫌いだったのでしょうね。

しかし、無謀な勝負をしたところで、カメのように勝てることはほぼありません。

この寓話のもう1つの教訓として、負けず嫌いも程ほどにです。

イソップ寓話集の「亀と兎」を読んで、そんなことを感じました。

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