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生き方までを神に依存させない

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

110)英雄
家で英雄を祀り、惜しみなくお供えをする男がいた。生贄のために連日金を使い、おびただしく注ぎこむので、英雄が夢枕に立って告げるには、「そこの者、財産を蕩尽するのはやめよ。ことごとく使い果たして、貧しくなったら、わたしの所為にするのがおちだ」このように、己れの無考えから不幸に陥っておきながら、神々の所為にする者が大勢いるものだ。

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

生き方までを神に依存させない

以前、とある宗教を信仰している友人がいました。

彼が言うには、「良いことがあるのは神のおかげ」ということでした。

彼に「悪いことがあったらどうするの?」と聞いたら、「悪いことが起こるのは神への祈りが足りないから。だからたくさんお祈りをする」と答えました。

彼の話を聞いていると、何とも都合のいい神様だと感じました。

良いことがあったら神様のおかげ、悪いことがあったら神に祈りやお布施をする。

彼の人生は、その神によって支配されて、神のご機嫌を伺いながら生きていました。

でも、やはり自分の人生の主人公は自分自身であり、神様ではないと思います。

神を信仰するのはいいが、人生の生き方までを神の依存してはいけません。

だって、自分の人生を生きるために、神は人間に命を与えたのですから。

イソップ寓話集の「英雄」を読んで、そんなことを感じました。

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