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今日の言葉
イソップ寓話より引用
83)踊る猿と駱駝
【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】
物言わぬ動物たちの集まりで、猿が立ち上がって踊ったところ、たいそう好評を博し、満座の喝采を浴びた。妬ましく思った駱駝は、自分も同じ思いがしたくて、座から立ち上がるや、踊ってみた。ところが奇妙なしぐさばかりするものだから、動物たちが腹をたて、棍棒で殴りつけ追い払ってしまった。 妬み心から自分より優れた人と張り合い、そして失敗する連中に、この話はぴったりだ。
その場の状況を改善する為に必要なこと
他人の成功を妬み、それを模倣してもうまくいかないことはよくある。
喝采を浴びたいという不純な動機だけで、その場の状況や自分の能力を顧みなければ、失敗は避けられない。
成功者を模倣したり研究したりするのは良いが、その中には自分自身のオリジナリティが必要。
自分自身のオリジナリティを出すには、自己理解が欠かせない。
最後に、その場の状況を観察し、その場の状況を改善するために自分の能力を活用する。
その場の状況の理解、自己の能力の理解、そして純粋な動機と行動力が揃って、初めて人から承認されるのだと思う。
イソップ寓話集 の「踊る猿と駱駝」を読んで、そんなことを感じました。
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