人生論– category –
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人生論
他人に求める前に自分を観察する
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 356)羊と犬 羊が羊飼に向かってこんなことを言った。 「あなたは私たちを散髪して、刈った毛を自分のものにする。搾ったミルクをチーズに固めるのも毎度のことだし、私たちの子供があなたの群を豊かにします。一方、... -
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本能には逆らえない
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 351)仔牛と鹿いくら図体が大きく頑強そうに見えても、生まれつき臆病な者は、言葉で励ましても力づけはできない、ということ。 仔牛が鹿に向かって、「君は犬よりも体が大きいし、足の速さでも勝っている。おまけに... -
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ランプと星
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 349)ランプ 夕方、ランプがオリーブ油に酔って、自分は明けの明星にも勝り、突然たる光で万物を照らす、と周りの者に自慢した。ところが、風がヒューと鳴ると、その一息に打たれて、たちまち消えてしまった。 ある人... -
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法律は誰のためにあるの
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 348)狼の将軍と騙馬 法を正しく定めたと思われる者自らが、法の定めるところを遵守しない、ということ。 狼の群の将軍となった狼が皆のために掟を定めた。もし何か獲物が手に入ったなら、すべて公に差し出し、皆に平... -
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見えない首輪
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 346)狼と肥えた犬 よく肥えた犬が狼に出会った。どこで育てられて、そんなに脂肪たっぷりの大きな犬になったのか、と穿鑿されて、「気前のいい主人が食べさせてくれるのさ」と答えた。 「首の周りが白くなっているの... -
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リーダーの役割
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 343)狼と犬の戦争 犬と狼の間に敵意が生じた。アカイア地方の犬が大集団の将軍に選ばれたが、この犬は戦争巧者であったけれど、ぐずぐずと遷延するばかり。皆から、先導しないつもりか、戦いを起こさぬつもりか、と... -
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些細な喧嘩が1番リスクが高い
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 338)ライオンと猪 低劣な争いや敵愾心は、結局は双方の身を危うくするので解消するのがよい、ということ。 夏の日盛り、熱暑に喉も乾く頃、ライオンと猪が小さな泉に水を飲みに来て、どちらが先に飲むかで争いになっ... -
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いつの時代も儲かり屋が詐欺師であること
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 333)兎と狐 知りたがりが好奇心を悪く働かせて、とんでもない不幸に遭うことがよくある、ということ。兎が狐に向かって、「君は『儲け屋』と呼ばれているけれど、本当にがっぽり儲けているのかね」と訊くと、狐は答... -
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欲しかった物もすぐに習慣化される
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 327) 海幸山幸 狩人は狩を終えて山から下り、漁師は魚籠を魚で一杯にして戻る途中で、ばったり出会った。狩人は海を泳ぐ魚が、漁師は野の獲物が欲しくてならず、持っているものを交換した。それからというものは、毎... -
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相手が求めている事に反応すること
【今日の言葉】 イソップ寓話より引用 323)臆病な猟師 臆病な猟師が山の蔭深い森でライオンの跡を追っていた。大きな松の木の側で木樵に出会って、「森のニンフにかけてお願いだ。この辺りの洞穴に棲むライオンの足跡を知らないか」と尋ねた。ところが木...