読書感想文2

「暗夜行路」志賀直哉著

学校を覚えていて今頃読んだ。文章は巧まないで書いたものらしく、それなりだが、文章だけで芸術とは思わなかった。内容はもう古く、感想は特にない。

「浮世風呂」式亭三馬著

これこそ文章の達人。江戸期の作家の上手いこと、感動させられる。文章に技巧を凝らしているだろうに、技巧は見えずかつ読み易い。今もって新しい。読むことをお勧めしたい。

「こころ」夏目漱石著

昔はこんな考えをしたのかと驚く。この期の作家たちは江戸の影響を捨てて、独自の作風、文章を書くことを目指したのだろうが、結局西洋のイミテーションだと思う。現在でも通用する作家だと評判を取っているようだが、感動はなかった。

「雷電本紀」飯島和一

本としてではなく、書く対象の雷電には感服する。雷電以降雷電を越える力士が出て来ないのはどうしてだろう。私には日本の伝統武道が如何に高度に人の体を、筋肉を使っていたかを再認識した。因みに柔道では山下泰裕が最後の日本武道家であった。それ以降は駄目になった。

「VBA一行コード活用辞典」土屋和人著

他の教則本は似たり寄ったりだが、これは違う。プログラムを書くためには覚えるという手段ではなく、考えることが必要だと教えられた。65歳を超えてプログラムを書けるようになったのはこの本のお陰もある。

「日本の肖像」毎日新聞社著

元貴族の人たちの写真が掲載されている写真集。子供でも引き締まった顔をしているのは何故だろう。昔の日本人の容貌には驚かされる。私は長年昔の人が今の人より何故優秀だったのか理由を考えているが、まだ分からない。

「暗号」永田順行著

難しい。初期の暗号は理解できるが、高度になるにつれ、脳が悲鳴を上げる。もう少し頭良く生まれて来たかったと父母を恨むのには最適の書。

「神々の指紋」グラハム・ハンコック著

古代の仕業に付いて書いてあり、学者が忌み嫌う書である。しかし学者もこの著者も言っていることも全て仮説である。これは学問書ではなく、娯楽書である。そんな意識を持って気楽に読むと面白い。しかしどうして学者は論拠や証拠を示さずに反論して、自分の方が正当だと言い張るのか理解に苦しむ。

「魔女狩りの社会史」ノーマン・コーン著

私はこれを病気と関連付けて読んだ。近代の法律ができる前、社会は出鱈目であったのは事実だろうが、全ての女性が狩りの対象になる訳ではなかった。ハンティントン舞踏病(今はハンティントン病という)など奇異な動きをする人が悪魔に魅入られてとして、殺害されていたのだろう。人は他の動物と違い残酷であるし、間違いを犯しながら社会を作っていったのだ。

「心臓病の病態生理」ハーバード大学著

私は不整脈を持っているので、関心があった。だけど治療法の端緒も発見できなかった。医学研究は間違っている方向から進めていると確信した。人の体の制御機構を解明する努力をしないで症状ばかり研究している。医師は病気を治せない。だから信じることができない。

「帝国アメリカの真の支配者は誰か」ジェームズ・ベトラス著

結局金が人を支配しているのだと言っていると思われる。1ページ読んだところで中止。こんな本を買って金を無駄使いする私はどこの支配者にもなれないと確信させた功績者。

「女盛り」赤石恭生写

AV女優と一般の女性の区別をつけるための教則本。年を取ってもたまには見ないと元気を保てない。谷崎潤一郎著「瘋癲老人日記」参照。

「朝日新聞」朝日新聞社著

3回読んでも意味が理解できない文章が時々出てくる。間違いを正せという問題集。正解は副詞、形容詞の置く位置の間違い。もう買うのを止めた。

「万葉集」大友家持著

世界に類を見ない詩集。これを読むと古今和歌集やその他の歌集は馬鹿らしくなるほど程度に差がある。特に巻1が良い。

以下次項

酒巻 修平

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