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真のリーダーに必要なのは公明正大の心

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今日の言葉

菜根譚より引用

前段3句)心は公明正大
君子の心の持ち方は、あたかも青天白日の如く、公明正大にして少しも隠す処なく、いつも人に、どのような心かわからないというように思われてはならない。しかし、君子の才智は、珠玉の如く大切につつみかくして誇示することなく、いつも人に、わかり易いようにしておいてはいけない。 これは、その心が明白でないと、人が安心して親しく交わらないし、その才智が余り現われ過ぎると、見せびらかすようで、かえってねたまれ。飛を招くからである。君子はそのようであるが、小人はこれに反するもので、ここに君子と小人のちがいがある。【引用元 講談社 菜根譚 著 久須本文雄】

真のリーダーに必要なもの

上句を現代文で簡単に表すと、「リーダーの心は隠すことなく素直である。しかし、リーダーの思考は己を誇示するのではなく、誰にでもわかりやすい策を持つことである。その為にはリーダーの心が明白でないとならない」となります。

真のリーダーとは、その立場にいる人のことを指すのではなく、そういう心や思考を持った人のことを指すのだと思う。

真のリーダーに必要なのは公明正大の心です。

この記事を書いているのは2024年9月12日です。

いま自民党の総裁選が話題になっています。

果たして、総裁選候補者の中に上記のようなリーダーがいるのでしょうか。

少なくとも上記のようなことを学び理解している人がいるのでしょうか。

心のないリーダーは、立派なことを言っているようで、実は何も語っていない人が多いと思います。

そのような人が日本のリーダーにならないことを祈るばかりです。

菜根譚前段3句「真理を守り抜く」を読んで、そう感じました。

オススメの本

※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。

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