人生論– category –
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人生論
陰陽の法則
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 89) 陰陽循環の定則 翁のことばに、およそ世の中は、陰・陰と重なっても成り立たず、陽・陽と重なっても成り立たず、陰陽陰陽と並び行われるのが定則だ。 たとえば寒暑・昼夜・水火・男女と、それぞれ陰陽がある。人の... -
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徳を積む時期
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 87〕前もって善因を積め 翁のことばに、因果の理をこの柿の木で説明しよう。 この実を見るがよい。人の食品となるか、鳥に食われるか、それとも落ちて腐るか、まだ将来がわからない、枝葉のかげにある時分の、精力の運... -
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本当にかわいそうなことは無関心なこと
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 77〕人道と殺生戒 あるひとがいった。日光の温泉に行きましたところ、山中では、他国の魚や鳥を食うことを禁じて、山中の魚や鳥を殺すことを禁じないのです。他の神山霊地などでは、境内に近い沼地や山林で魚とか鳥を殺... -
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心の水平を保つこと
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 68〕 守成の人道 翁のことばに、創業は難し守成は易しという。もちろん守るほうがやさしいには違いないが、満ちた身代を平穏に維持するのも、やはりむずかしい仕事だ。たとえば器に水を満たして、これを平らに持ってお... -
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補助金をばら撒くよりも心の復興を
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 63)心田開発 弘化元年八月 (実は四月)、その筋から、日光神領の荒地起し返しを申しつける見込であるから、取り調べて仕法書を差し出すようにと、翁に命ぜられた。そこで著者の兄大沢勇助が江戸に出て、お祝いを翁に... -
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人間万事が塞翁が馬
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 61)人道興廃のきざし 翁のことばに、山も谷も寒気に閉じて、雪は降り、凍りついていようとも、柳の一芽が開きそめれば、山々の雪も、谷々の氷もみなそれまでで、ないも同然だ。また秋になって、桐の一葉が落ちそめれば... -
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困難で不便の中に人道がある
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 (五七) 人道は人の立場で作為する 翁のことばに、世の中で、役に立つ材木はみんな四角だ。けれども天は、人のために四角な木をはやさない。だから満天下の山林に四角な木はない。また、皮もなく骨もなく、かまほこか... -
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早く決断するために必要なこと
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 55)決定と注意 翁のことばに、百事、決定と注意が肝要だ。なぜかといえば、何ごとによらず、すべて事は、決定と注意とによって成就するものだ。小さいことでも、決定もせず、注意もしなければ、百事ことごとく失敗する... -
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自然災害に対して人間ができることは備えることだけ
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 54)落葉と人道 翁のことばに、天道は自然のものだ。人道は天道にしたがうとはいいながら、一方また人 為のものだ。だから人道を尽してあとは天道にまかせるべきで、人道をいいかげんにしておいて天道を恨んではならな... -
人生論
最も難しい人間関係は内側の自分自身
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 51)己に克つのが人道 翁のことばに、天理と人道との差別を、よく差別できる人は少い。およそ人の身があれば欲があるのは天理であって、田畑に草が生ずるのと同じことだ。堤は崩れ、堀は埋まり、橋は朽ちる、これがすな...