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成果は謙虚に、後悔はしっかりと

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今日の言葉

菜根譚より引用

前段18)功は誇るな、罪は改めよ
一世をおおうほどの大きな功労をたてても、それを誇る心があれば、せっかくの功労が水の泡となってしまうので、一つの務という字に当ることができない。また、天をおおうような大きな罪過であっても、それを後悔して改める心があれば、それによって罪過が消えてしまうので、一つの悔という字に当り得ない。【引用元 講談社 菜根譚 著 久須本文雄】

成果は程ほどに、後悔はしっかりと

仕事で大きな成果を上げたとき、誰もがそれを周りに自慢したくなるものです。

一方、大きな失敗をしたときには、誰もが他人のせいにしたり、現実から逃げ出したくなるものです。

こうして、人は自分を誇り、自分を守ろうとします。これは人間の本能かもしれません。

しかし、人間力を高めるには、逆の考え方が必要なようです。

大きな成果を上げたときは謙虚に振る舞い、大きな失敗をしたときはしっかりと反省して過ちを修正していく。

おそらく、この考え方は人生訓として学び、日々意識的に実践しないと身につかないでしょう。

本能よりも意識が勝ったとき、人は大きく成長するのかもしれません。

菜根譚前段「功は誇るな、罪は改めよ」を読んで、そう感じました。

オススメの本

※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。

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