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目先の利益で見失うこと

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

57)老婆と医者
目を患った老婆が、礼金を約束して医者を呼んだ。やって来た医者は、薬を塗りながら、老婆が目を瞑る度に、一つずつ家具をちょろまかし続けた。すっかり盗み出したところで治療も終ったので、約束の報酬を求めたところ、老婆が払わないと言うので、役人の所へしょっぴいて行った。老婆の言い分は、目を治してくれたら礼金を払うと約束したが、治療のお蔭で前よりも悪くなった、というものだった。 「だって、以前は家にある家具がすべて見えたのに、今は何ひとつ見えなくなったのさ」 このように、悪人は欲どうしさの余り、うっかり馬脚をあらわすのだ。

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

目先の利益で失うこと

医者は、老婆が目が見えないことを利用し、家具と診療報酬を得ようとした。

しかし、老婆が視力を取り戻した際に家具がないことに気付かれるという事態を想定できず、結局、医者は逮捕された。

目先の利益に囚われ、全体的な視野を失うと最終的には全てを失う。

最近では、若者が詐欺の片棒を担ぐケースが増えている。

片棒を担ぐ理由は人それぞれだと思いますが、目先の利益を追求してそれに手を染めても、逮捕された場合、その後の人生が狂ってしまう。

目先の利益よりも大きな物事を失ってしまう。

それを予見する力がないなら、悪事を働いても最終的に自分が損するだけ。

いつの時代でも、人間は目先の利益だけを追い求めるとボロがでるのだと思います。

イソップ寓話集 の「老婆と医者」を読んで、そんなことを感じました。

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