二宮金次郎– tag –
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人生論
仕事と欲のちがい
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 122〕 家業は出精欲は抑制 翁のことばに、世間には、家業と欲とを混同して、区別を知らぬ者がある。だから家業に出精するのを欲が深いと思ったりするが、大きな誤りというべきだ。家業は出精せねばならぬものだ。怠って... -
人生論
変化の波に怯えるよりも波に乗ること
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 120〕 処世の術は勤倹譲 翁のことばに、世間一般に貧富・苦楽といってさわいでいるが、世の中は大海のようなものだから、波があるのはしかたがない。ただ、水を泳ぐ術がじょうずかへたかの相違だ。船を使って便利な水も... -
人生論
小さなことを1つずつ
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 116)米作の積小為大 翁のことばに、世間の人は、とかく小事をきらって大事をのぞむけれども、本来、大は小の積ったものだ。だから、小を積んで大をなすほかに方法はない。いま、日本国中の田は広大無辺無数といってよ... -
人生論
積小為大
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 114〕積小為大 翁のことばに、大きな事をしたいと思えば、小さな事を怠らず勤めるがよい。小が積って大となるからだ。およそ小人の常として、大きな事を望んで小さな事を怠り、できにくいことに気をもんで、できやすい... -
人生論
生活の貧困と心の貧困
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 111〕何を貧·富というか 翁のことばに、世間の人は、口には貧富·驕倹と言い慣らわしているが、何を貧といい、何を富といい、何を驕といい、何を倹というか、その道理をよく知らない。天下には、もとより大も限りがなく... -
人生論
まずは資本をつくること
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 [110 貧富の隔たりは心得一つ 翁のことばに、富と貧とは元来遠く隔たったものではない。ほんの少しの隔たりであって、その本源はただ一つの心得にあるのだ。貧者は昨日のために今日勤め、昨年のために今年勤める。それ... -
人生論
善悪は実行上の評価
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 109〕善悪は実行上の評価 翁のことばに、朝な夕なに善を思っていても、善事をしなければ善人とはいえない。それは、昼となく夜となく悪を思っていても、悪事をしなければ悪人といえないのと同じことだ。だから、人は悟... -
人生論
善悪の定規
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 108〕善悪は米食い虫の定規 翁のことばに、儒教の本(大学)には「至善に止まる」とあるし、仏教では衆善奉行」といっている。けれども、その善というものがどのような善なのか、はっきりしないために、人々は善をする... -
人生論
日本の幸福度が低い理由
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 106〕 禍福の根元 翁のことばに、禍福は二つ別々にあるものではない。元来一つのものだ。手近なところでたとえれば、包丁でなすを切ったり大根を切ったりしていれば福だが、もし指を切れば禍だ。 つまり柄を持って物を... -
人生論
ツイている・ツイていないをセットで感じること
【今日の言葉】 二宮翁夜話より引用 105〕 吉凶禍福は相対のもの 翁のことばに、吉凶・禍福・苦楽・憂歓などは、相対するものである。なぜかといえば、 ねこがねずみをとったときは楽しみの極だが、捕えられたねずみは苦しみの極だ。へびの喜びが極まると...