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自己正当化の言い訳はなんでもいい

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

155)狼と仔羊
仔羊が川で水を飲んでいるのを狼が見つけ、もっともらしい口実を設けて食べてやろうと思った。そこで川上に立つと、お前は水を濁らせ、俺が飲めなくしている、と仔半に言いがかりをつけた。仔羊が、ほんの唇の先で飲んでいるだけだし、それでなくても、川下にいて上流の水を濁すことはできない、と言うと、この口実が空を切った狼は、 「しかしお前は、去年俺の親父に悪態をついたぞ」と言った。 一年前はまだ生まれていなかった、と仔羊が言うと、狼の言うに 「お前がどんなに言い訳上手でも、俺としては食べないわけにはいかないのだ」 悪事を働くことが決まっている人の所では正当な弁明も無力である、ということをこの話は説き明かしている。

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

自己正当化の言い訳はなんでもいい

狼は仔羊を食べるための正義が欲しかった。

だから、仔羊に難癖をつけて自己正当化しようとした。

しかし、仔羊に全て覆されてしまい、結局は力づくで食べてしまったことでしょう。

人間社会にもこういう人は多いですね。

色々と難癖をつけて、問題を指摘してくる人がいる。

そういう人に問題解決先を提示しても、また角度を変えて違った問題を指摘してくる。

その人は、問題を解決したいのではなく、自己正当化をしたいだけ。

「自分が正しい」と主張するためだけに、問題を作ってしまう。

大体、そいういう人は、そういう状態に自分が陥ってることにも気づいていない。

悪事を働くオオカミのように。

イソップ寓話集 の「狼と仔羊」を読んで、そんなことを感じました。

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