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アリとキリギリスの本質は時勢を読むこと

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今日の言葉

イソップ寓話より引用

111)蟻とセンチコガネ
夏の盛り、蟻が畠を歩きまわって、冬の食糧を溜めこむために、小麦や大麦を集めていた。センチコガネはこれを見て、他の動物が仕事を止めてのんびりしている時に汗水流すとは、何ともしんどいことだと驚いた。 蟻はこの時は黙っていたが、やがて冬になると、餌になる糞も雨に流され、飢えたセンチコガネが、食物を分けてもらおうと蟻の所へやって来た。それに対して蟻の言うには、「センチコガネ君、私が汗水流すのをとやかく言ってくれたが、君もあの時苦労をしていたなら、今餌に困ることはなかろうに」このように、ふんだんにある間に将来に備えない者は、時勢が変ればひどい不幸に見舞われるのだ。

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話集 著 イソップ 翻訳 中務哲朗】

アリとキリギリスの本質は時勢を読むこと

有名な「アリとキリギリス」の元になる寓話。

自然界に春夏秋冬の四季があるように、人生にも良い流れと悪い流れがある。

蟻は、良い流れの時にこの流れが続かないことを想定し、悪い流れに備えて準備に勤しんだ。

一方、センチコガネは、良い流れがこのまま続くと過信し、何も手立てを講じなかったため、変化に対応できなくなった。

幼少期に読んだ「アリとキリギリス」では「コツコツ働くことが大事」という印象を受けたが、今読み直すと「時勢を読む」ことが重要だと感じた。

闇雲にコツコツ働くのではなく、時勢を読み、想像しながら生きていくことがポイントなのだと思う。

イソップ寓話集の「蟻とセンチコガネ」を読んで、そんなことを感じました。

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