酒巻修平の声楽教室

酒巻修平です。

クラシックの歌を歌おうと考えたのは大学で合唱団に誘われて歌ったことがきっかきになっています。

合唱団では他の人とある意味同化することが求められます。一人だけ声が飛び出してはバランスが取れません。そんな合唱団には卒業まで所属しましてが、今一つ満足を得られませんでした。

そこで卒業後声楽を正式に習い始めたのです。最初の先生はバリトンの人でとても発声の良い人でしたが、私の声区はテノールです。

東京に出て来てから最初に習ったのは正真正銘のテノールの方で、その先生には長く習いました。

転居などもあって、先生は変わりましたが、私の意欲は失せませんでした。仕事の関係で一時途切れたことがありましたが、断続的にせよ声楽の練習は欠かさずやっていました。

ある程度習うと先生に習うということには限界がきます。自身の考えを構築しながら実際の発声を組み立ててきました。

一番の不満は日本にはイタリア人並みの発声をする人がいないことです。あの輝かしい高音を聞きたい、歌いたいという希望を基に練習を重ねてきて、もう長い月日が経ちます。そしてやっと満足すべきレベルに達したと自負しているこの頃です。

テノール発声の悩み

テノール発声時の主な悩みは3つあります

  • 高音が出ない
  • 近鳴りする
  • 声が枯れる

テノールの発声法のこつ

テノールの3つ悩みを克服するには以下のコツがあります。

  • 発声に関わるどの部分も固定して動かしてはならない
  • 筋肉は引っ張るのではなく中心部を緊張させるように使う
  • 呼気は口の前の方へ当てそれを閉じ込める
  • 力はできるだけ横隔膜あるいは丹田にだけ入れる
  • 声帯は粘膜部分を巧妙に使う(そのやり方は人によって違う)

究極的には声帯を如何に上手く使うか、発せられた音を如何に増幅、共鳴させるかに尽きます。そのための具体的方法を”メトード”と言います。

カルーソーは発声が人によって千差万別だと言いました。確かに胸郭、頭蓋骨、筋肉の強さ、弾力性など多くの点で人は違います。ですが発声の基本的技法は同じです。

呼気により体内の空気は動くのですが、その動きは気象と同様で極めて複雑で、筋肉の強さや骨格の違いにより微妙な差が出ます。

そのひとり一人の微妙な差を教え活かすのが教師です。

教師は歌い手のの特徴を捉え、発声の微調整をしなければなりません。良い教師とは基本的な技法を知り、使え、それを生徒に教えることができる人です。

そして、テノールを教わる際に重要になるのが”アクート”の技術です。

アクートとは

男性のテノール、バリトン、バス、女性のソプラノ、メッツォソプラノ、アトト、全て発声の根本で究極的な技法は同じです。

しかし、テノールには加えて高音の発声に他の声区とは違う輝きやパワーとそれを支える”アクート”の技術が”求められます。

本来、主たる声の発生源は声帯の表で裏に比べて強い声を出せますが、声帯の裏を使って発生したほうが楽なため、イタリアのポピュラー歌手は声帯の裏を多用しています。ネットでアクートのやり方として発声している人は声帯の裏で発声の方法がアクート技法と間違って理解している人も多いです。

しかし、アクートは声帯の奥の骨を後ろに引っ張ることで本来の表声帯のパワーが発揮される技術。偉大な歌手は主として声帯の表を使ってアクートをし、それによって輝かしくボリュームがあり奥行がある発声を成し遂げています。

アクートは、テノールを美しく歌うために重要な技法なのです。

アクートを意識したテノールの練習方法

天才は感性で瞬時に素晴らしい発声を成し遂げています。ですが、我々凡才はそうはいきません。

ですが、気を落とすことはありません。私たちは正しい技法を一つずつマスターしていけばいいのです。

一つの技法をマスターして次の技法に移る。マスターした時点で脳はシナプスの量を多くして、考えずに自然に行えるようになります。

テノールで身につけなければならない技法は20~30個で10年もすれば全てマスターできます。

ただ、間違った技法をマスターしてしまい、脳が自然にその技法を再生するようになるのは怖い。古今の大歌手と言えども完全にマスターしている人は少ないですが、正しい訓練次第であなたも大歌手と同様の発声をすることができます。

発声法が悪いとどうしても疲れます。体が硬くなり息も短くなるのは自然の流れです。良い声は柔らか味がある上に一本芯が通っているもので、無理なく高音のB、H,Cまで到達することができます。

口を大きく開けるようにと指導する教師もいますが、意識してそうすると口の周りの筋肉に力が掛かり過ぎてしまいます。良い発声をしようとすると口は自然に大きく開きます。どのように口が開いているかはどのような発声をしているかのバロメーターになります。

教わる際に気を付けなければならないのは教師の指導法が拙い場合、教師がいかに良い発声していても生徒の指導が下手な場合、生徒は間違った発声法を取ってしまい、習うことにより素人より却って発声が拙くなることがあります。

酒巻修平の声楽教室では、メナードやアクートの理論と技法をしっかり理解したうえでの実践をお伝えしています。

なお、詳しくは「テノールの発声法」のブログをご覧下さい。


「テノール発声法のブログ」はこちら

声楽教室の詳細

声楽教室

レッスンルーム
Kroeger 1892年製 のピアノでレッスンします。

酒巻修平の声楽教室では、アクート・テノールの技術を学びながら、自然な高音の素晴らしい声が出るようお伝え致します。

料金

1回(1時間) 10,000円
  • 練習時間は1回1時間を基本としますが、延長することもあります。

お支払い方法

レッスン終了後に現金でお支払いください。

教室の場所

東京都大田区田園調布の自宅(多摩川台公園近く)で行います。

最寄り駅は、東急東横線・目黒線の”田園調布”か”多摩川駅”です。

【最寄り駅からの時間】
・田園調布駅から徒歩12分
・多摩川駅から徒歩10分

最初は車で迎えに行き、練習場まで案内します。車で来られる方は、事前にお知らせください。

レッスンのご相談・お申し込み

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