ダイアモンドは永遠に

ほとんどの女性はダイアモンドに興味があるだろうし、持っている人も多いでしょう。地球にはあんな美しいものがあると憧れるのがダイアモンドです。

 ダイアモンドは地球内部の非常に高温高圧な環境で生成され、極めて稀な確率でその状態を保ったまま地上付近に押し上げられてきたものと言われています。日本語では金剛石と言い慣らされています。

 ロシア、オーストラリア、南アなどが主な産地で、日本には産出しません。ダイアモンドは極めて硬い物質ですが、それよりも硬い物質がない訳ではありません。

 アメリカ宝石学協会はダイアモンドをカラー、クラリティ、重さ、カットによって品質を評価するよう定めました。ほとんどのダイアモンドは無色ですが、赤や紫、黄色のものもあります。

 上述のようにダイアモンドは地球内部の一定の条件下で生成されますが、1950年ころに人工でも作られるようになった。

 ダイアモンドは硬度が非常に高いため、人工ダイアモンドは工業用の研磨材として用いられることが多いのです。

 しかし女性に興味があるのは天然のダイアモンドで、現在までの総産出量は16000万カラット(だいたい32,000kg)程度です。

 今まで記録されたダイアモンドの最大の原石はカリナンと言い、1905年にカリナン鉱山で発見されました。3106カラットですが、9個と96個の小さなものにカットされました。

 カットされたダイアモンドで最大のものはゴールデン・ジュビリイと言い、約546カラットです。因みにカリナンからカットされた最大のカリナンI世は約530カラットで別名「偉大なアフリカの星」と呼ばれています。

 有名なダイアモンドはどういう訳かインド原産のものが多いようです。グレート・ムガル。原石は787カラットもあったのが、職人がカットに失敗し280カラット余りになりました。でもその後の行方は不明で、卵を半分に切ったような形と言われています。

リージェントはわずかに青みを帯びています。140カラットで、現在、ルーブル美術館が所蔵しています。フロレンティンもインド産で、色はイエロー、137カラットあります。ハプスブルク家が所有していたのですが、最期の皇帝が帝政崩壊時に持ち逃げしたあと、現在まで行方不明になりました。まだどこかにあるでしょう。

南の星はブラジル産で128カラット。2002年にカルティエ社が購入しました。ドレスデン・グリーンもインド産で、色はグリーン。41カラットあり、ドレスデン美術館が所蔵しています。

コ・イ・ヌールはムガル帝室に伝来した、歴史的に最も古い有名なダイヤモンドで186カラット。

ホープは不吉な意味で最も有名なダイアモンドですが、不吉な伝説は全部でたらめです。インド産で、サファイアのような濃青のダイヤモンドです。とても綺麗なもので45カラット強あり、現在アメリカ合衆国国立自然史博物館が所蔵しています。

ダイアモンドは無色と思われていますが、ピンク、ブルー、グリーンなど様々な種類があり、これらは無色透明のダイヤよりも稀少価値が高くなっています。イエローダイヤは無色透明のものよりも一般的には価値が落ちるのですが、このイエローダイヤの中でも、鮮やかで美しい発色のものはホワイトダイヤよりも高値で取引されています。

ピンクダイヤは、ホワイトダイヤよりもかわいらしいイメージなので特に若い女性によく似合うダイヤです。他にブラックもあります。

稀少なピンクダイヤの中でも、特に赤みが強いものはレッドダイヤと呼ばれ、大変な価値のある宝石です。レッドダイヤと並んで希少価値の高いカラーダイヤが、ブルーダイヤです。ブルーダイヤは現存する数が少なく、ほとんど目にすることができません。

イギリス王室は数々の有名ダイアモンドを所蔵しており、ロンドン塔に展示しています。

現在、ダイアモンドはユダヤ人資本(旧デビアス、現DTC)で価格をコントロールされていて、大量に出回ってるのに、価格は下がりません。

ダイアモンドは全ての女性の憧れの的ですが、ダイアモンドより遥かに貴重な宝石も存在します。

 レッド・ベリルは緋色で恐らく地球上で現在最も貴重な宝石でしょう。エメラルドと比べて1万倍くらいの値段が付くと考えられます。

エレーメージェバイトはその次に貴重です。19世紀末にシベリアで発見されましたが、ナミビアで極少量しか採取されないと言われています。

マスグラバイトが最初に発見されたのは1967年、サウス・オーストラリアのマスグレイブ山脈においてですが、グリーンランド、マダガスカル、南極でも少量ですが見つかっています。2005年の時点では、わずか8個のみが存在するとされています。

美しいブルーに輝くベニトアイトが唯一採取されるのは、その名の由来ともなったカリフォルニア州サンベニート郡サンベニート川沿岸だけです。

タンザナイトはダイアモンドより1000倍希少であると言われています。発見されるのはキリマンジャロの丘陵地帯にほぼ限られ、しかも極少量しか採取できないそうです。タンザナイトは結晶軸方向と照明条件に応じて劇的な色の変化を呈します。色の変化の主な原因はバナジウムイオンです。[s1]

アレキサンドライトは強い多色性を持っていますが、人工の光源の下で眺めたと見る角度とは関係なく色を変えます。自然の太陽光の下では、緑を帯びた青、柔らかい白色光の下では赤紫に輝きます。

2005年、ギネスブックによってペイナイトは世界で最も希少な鉱物として認定されました。ミャンマーで発見されたのが最初でしたが、以降数十年の間、この鉱物は地球上で2個しか知られていませんでした。 その後ミャンマーのモーゴウ地方で新たなペイナイトの大きな産地が2ヶ所発見され、数千もの結晶と断片が発見されて今後採掘されるようです。それでも、依然として超貴重な宝石であることは間違いありません。

因みに世界最大のエメラルドはブラジルで発見された385kg(19万カラット)のエメラルドの原石で、推定400億円です。

1995年マダガスカルで発見された90000カラットのサファイアの原石はどうだろうか。2年の歳月をかけて彫刻が施され、3分の1がカットされ、61500カラットです。

ギネス記録に認定された世界最大のサファイアは、オフィールサファイアと呼ばれています。重量6.26kg(31308カラット)で、青色の銀河を見ているような美しい輝きを放ちます。

スリランカ、ラトゥナプラで世界最大のブルーサファイアが発見されました。手のひらサイズほどの大きさで、重さはおよそ280g(1404カラット)。価値は200億円ほどと見込まれます。

世界最大のルビー原石の重さは3.73kgで、現在のところ、この原石は加工されていないため、これをカットすれば世界最大のルビー宝石となります。

重さ6トンの蛍石もすごい。中国では昔から最も人気のあった宝石です。3年の歳月をかけて丸くカットされ、推定350億円。

ウルグアイの女帝と呼ばれるのは、紫色のアメジストを含有する晶洞石で、高さは3.27m、重さは2.5トンあります。

私は販売目的以外にこれらの宝石を持つ興味がありませんが、見ていれば美しい地球からの贈り物ですね。

酒巻 修平

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