17-3-1のニュース裏読み - 就職活動解禁
就職活動が解禁になったとして、企業合同説明会に大勢のリクルート姿がテレビに写っていた。
見るとどの男女も何の特徴もない。これでは会社の採用担当者は相当苦労するだろうと、同情が禁じ得ない。
面接で何を聞けばその人の人となりと実力が図れるだろう。TOEICの点数を基準に選ぶのだろうか。企業ではそんなもの950点とっても意味がない。どうせアメリカ人などを自分のペースに持ち込むことなどできやしない。
大体リクルートスーツを着て何になるのだろう。自分の主張など何もない。ただ誰かがそんな身なりをすると有利だとか教えたのか、始めたのだろう。私の会社ではそんな人は絶対採用しない。
会社のシステムを運用して、仕事はできるかも知れないが、会社の仕事は例外だらけで、取引をし、話合いする同僚は人である。全員が違うことを考えているからリクルート男女は決められたことだけができて、それに外れるともう仕事にならない。
要件があり、大会社の男子社員が電話口に出ると先ず仕事ができないと警戒することにしている。昨年の暮れからある大会社の子会社と取引をしたが、担当者が男性だった。
この男は馬鹿丸出しで常識さえ弁えていない。仕方なくその男を外して別の女子社員に電話に出てもらうことにした。その人はまともな仕事をして、取引が一挙にスムースになった。しかしその会社を取引不適格会社として取引リストから外した。
向かいの空き地に家が建つことになり、なにやら書いたものが回覧されてきた。その日は資材搬入のため道路を使うなと言う。前の道路は公道であるのでそんなことを強制できる筈がない。回覧された書面の電話番号に電話をした。
おかしいじゃないか。道路を使うので協力して欲しいと言うなら、どうとでも協力するが、使うなと強制などできないじゃないか。書面にある道路が実際使用する道路と違うではないか。それから・・・。間違いだらけ、聞くと実際の建築に関わっている作業員とも打合せをしていない。馬鹿まるだし。
これがリクルート社員なのだ。ゆとり教育世代が一番酷い。この間の新聞を見ると、今度はゆとり勤務をしろと言う。誰かが過労で亡くなられた余波でそうなったようにも思うのだが、その気の毒は人は多分過労以外に理由がある筈だ。いじめとか。
政治家は選挙のことばかり考えて、徒に国民の顔色を窺い、不適切な法律を作る。ゆとり勤務の時代はいずれなくなるだろうが、そのときゆとり勤務時代の人間は仕事ができないと判断されるだろう。
例外は常に存在するが例外は例外で、少数派だ。ゆとり世代でも仕事ができる人はいくらでもいるが、面接するときにはそれが分からないから、できるだきゆとり教育の世代の人は採用しない事にする。できれば定年で会社を退職した人がいい。
テレビのインタビューに答えて曰く「できるだけゆったりとした勤務体制の会社を選びたい。労働環境を考えて給料だけでは決めない」などなど、この人たちは激動の時代を生きていけないと思った。そんなことを働く前から言う大学卒業者は絶対採用しない。
前にも書いたけれどトヨタに入社した同級生3人は忙しくて毎日終電車で帰宅すると言っていた。そんな人が頑張って日本を繁栄させ、ゆとり勤務の人が日本を没落させる。安倍内閣は賞味期限が切れたのか。期待していたのに。しかし馬鹿女大臣より答弁が上手い。
今世界は貨幣経済を抜けて信用経済になっているし、EUの先行きも厳しい。アメリカの経済は頑張っているけれど、いつどうなるか分からない。先進国には物はもう売れない。
こんな時代をリクルートスーツの人間は乗りきっていけるのか。見るとどのリクルート男の目も死んでいる。ああ、漂流の日本よ。こうなったら大学卒業者ではなく、高校卒業者だけを採用しようかな。
かく言う我が社では残業を強制したことはない。しかし仕事があれば勝手に会社に残っている。社長の私は先に退社して酒を飲みに行く。今年のボーナスも沢山奮発しよう。頑張ってくれてありがとう我が社には他社のような定年退職制がない。そう言えば同業の小会社にも定年制がないようだ。80過ぎの人が経理を任されてこなしている。立派なものだ。
一心不乱になって、仕事が終われば5時だ。帰ろう。それはそれで良い。仕事という義務があるから給料という権利を主張できるのに、給料や余暇という権利ばかり主張して義務は定時までのゆったり仕事。人を採用したいからそれに同調する大会社。私は大会社と取引がしたくない。
酒巻 修平