17-3-3のニュース裏読み - 難民の生活費詐取横行

ドイツではメルケル首相の政策で難民に生活支援金を支給していると言う。生活費を支給された難民が複数の人間になりすますような手口を取るらしい。

 性善説と性悪説があり、以前より人間の性は善であるとか悪であるとかいう論争があることは承知している。

 どこかでも書いたが、人は父と母の細胞が合体し、二分裂を繰返し、生れ出た生物だ。生物はもともと新陳代謝として細胞を複製する際にも二進的であるので、性に善の部分と悪の部分の両方があるのは自明の理だ。

 人の性は善であり、かつ悪である。誰でもこの二つの部分を持っている。親鸞も歎異抄で「悪人正機説」を唱えている。皮相な見方かも知れないが、人の悪も正も同じ次元の違う観点であると言っているとも取れる。

 ドイツのメルケルさんは自己の名誉欲を満足するという自分の我を通すために首相になったのだろうし、我が安倍ちゃんも同様だ。しかしメルケルさんや安倍ちゃんはきっちりと義務を果たしている。あるいは果たす努力をしている。

 その政治家たちは人の性のありかたが、二元的であるのを知らないのだろうか。難民は救わなければならないとメルケルさんは考えた。これは人の善の部分を現したものだろう。しかし、

 難民は悪を行わないのだろうか。必ず行うと私は思う。難民同志が助け合う善を行い、ドイツという政府には金があると信じその金を詐取する悪の心も持っているだろう。

 ここでは感情的に一方方向から物を見てはならない。冷静に人の善と悪の部分を分析して政策を立てなければならない。難民にも善の部分と悪の部分があるのだとすれば、悪の部分が法律違反をすれば、それは罰せられなければならない。

 難民が可哀そうでいう側面だけで感情的に考え、対策を誤ってはならない。トランプさんはまた悪い側面だけを見ているように思える。それでは適正な対策を講じることができない。二人が会談をしても接点が見つかり難いだろう。

 これは日本の一般社会でも見られる現象だ。刑法犯罪者にも人権がある。しかし犯罪者であることも事実だ。過剰に人権を守ることは社会の正当な要請に反するし、全く人権がないような対応も許せる訳がない。

 さらに考えよう。不当に経費を自分の物とし、横領をした政治家にはもう被参政権を与えてはならないし、故意に自分の能力を超えた技法で手術して患者を死に追いやった医師の医師免許も剥奪すべきだと思う。そんな罰を与えることが今後の社会に少しは貢献するだろう。

悪を犯した政治家や医師の生活権を過剰に守るのは良くないが、小さな過失で医師を訴訟するのも良い風潮とは思えない。全て善悪両面から考慮して、適切な措置をするべきである。

 人は必ず間違いを犯す。必ず悪の心を持っている。それを念頭に置けば取る政策も変わるだろうし、誰もが妥当と思える処理ができるだろう。

 人間社会の出来事は全て善悪、表裏、無形有形、本心と建て前、故意と過失、美醜、全て二面的に捉えなければ、社会の現象も理解できないし、事故も防げない。犯罪者も減らないだろう。

酒巻 修平

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