病気、長寿、進化

人を含む生物の体は電気信号で二進法的に制御されている。これはコンピューターと同じ動きだ。だからコンピューターを参考にすれば人の体も理解しやすい。

 病気は予め生体に保存されているプログラムの不備かプログラムの実行過程の不正確さにより発生する。長寿はプログラムの改善によるし、進化は新たなるプログラムの自動構築により起こる。

だから病気、長寿、進化には切っても切れない関連性がある。全ては生体内の制御を通じて起こる現象である。病気は不正な電気信号により起こるが、生物にはその不正な信号を削除し、正当な信号を発することにより治療する。

そのとき治療に必要なプログラムに加えて不足を予期した余分なプログラムも自動的に構築される。その余分なプログラムは病気治療には使用されないが、それが進化を起こすもとになる。

だから進化は必ずしもその種に利益をもたらすともかぎらないし、その不利益が後に利益をもたらす過程でないとも言い切れない。

このことをもう少し突っ込んで考えると、病気が多い種は進化作用が盛んであると言えるのだ。人は犬や鳥、植物より病気の種類が多い。だから進化は早く進んでいるだろう。

人は現在進化していないとする論もあるが、進化の定義は何であろうか。何故進化していないと言えるのだろうか。進化は変化である。人は変化していないだろうか。

進化は外見に関することだけではなく、体に内包される諸器官の変化もまた進化としていいだろう。その観点で考察すると人は確実に進化している。

現代人は直感的に物事を判断し、図形的に捉える。体格は大きくなり、長寿が顕著だし、病気の種類も入れ替わっている。この変化は進化である。

未来は過去の延長線上にあると言えるだろう。時々、逆戻りすることもあるかも知れないが、長いスパンで観察すると過去を観察すると未来は見えてくる。

この考えに基づいて未来を推論すると、人の身長が3メーター、平均寿命が150歳になるとは考えられないか。最近天才が出現しない。天才の脳の使い方は閃きをもとにしている。人が記憶機能を向上させることのみを考えるとこの閃き機能が後退しないか。

人の生体を制御している電気信号は主として脳から発生する。人の願望が脳で作られるとするならば、そしてその脳が願望の電気信号を発生させれば、願望により人は進化するのではないだろうか。

今までの進化論は生物の現状に至る過程を推論するものだった。しかし何故どのように進化は発生するのか、生体内で何か起こっているのかを明らかにしなかった。

だから各進化論はそれが正しいと証明することができない。証明することができないのであればそれは真実であるとは認定できない。

ダーウインはその進化論である程度このことを考察しているが、それに異を唱える学者は生体内の作用を解明しないで、単にダーウインの論の欠点や不備をあげつらうだけだ。

ダーウインの進化論が正しいと言っている訳ではない。彼の理論も生体内の動きを解明するものではないので、これも単なる仮説である。

仮説でない証明可能な進化論は現れるのであろうか。それは生物の制御が如何にしてなされているかを明らかにすることで達成できるだろう。

医師は症状を改善させることができても、病気そのものの治療は特殊なもの以外できない。それは人の制御機構が明らかでないからだ。人が長寿になってきているということはどういう変化が人の生体内で行われているかも解明できていない。

生物の体内では何が起こっているのか。これを研究すれば病気、長寿、進化の原因と過程が解明できるだろう。

酒巻 修平

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