日本、世界の情勢、未来予想

 人は自分の欲しい物必要な物を買う。ある人は家であり、ある人には腕時計かも知れない。会社では物の生産に必要な機械を購入するだろうし、事務処理を正確、迅速に行うためコンピューターが据えられている。

 それではそのような必要なもの欲しいものが無限に存在するのだろうか。文明社会、特に先進国においては産業革命以来生活に必要で便利なもの、余暇を過ごすためのサービスなどあらゆるものが作り出され、考案された。

 テレビは文明文化に大きな影響を及ぼし、今や世界中の家庭のほとんどで見られる。それは必需品として日本では生活保護を受けている家庭でも必需品として購入されることが許されるくらいだ

 だがテレビ文化はだんだん衰退してきたし、これからもその趨勢は止まらないだろう。新聞も役割を終えたように思われる。

 即ち人が求める物は無限にはないと考える。あるものは同種類の物に取って代わられるだろうし、必要でなくなったものも多いだろう。

 だから繁盛している業界への参入者は多く、過当競争に陥り易い。南米やアフリカではまだまだ人が求めて得られない物は多い。だがそれも時間の問題だ。やがてアフリカ諸国はまず下請け国になり、得た賃金や会社の所得で物を買うようになる。

 そして中国と同様10,20年の内に求める物をほとんどの人が手に入れることになるだろう。そんな時世界経済は何処へ行くのだろうか。

 それこそ無限に近い形で投資が行われるだろうし、その兆候はすでに表れている。日本の安倍内閣も投資をすることを推奨し、過剰に蓄えられた資金は行き場がなくなる。

 金はあるのに欲しい物がない。こんな状態を経験している裕福な人はもういるだろう。そうすると投資活動をすることが仕事か余暇か分からなくなる。フィリッピンの元大統領夫人のように何百着の服を持っていても、それを着用する機会はない。

 もちろん投資で失敗をし、住む家も食べる物もないような人が出て来るだろう。そんな人も含め世界全体の物に対する需要は産業革命や日本の高度成長期のように増加し続けることはない。

 すると過剰な生産物を売るための過当競争の時代がやってくる。今日本で家電を買う人は買い替えで、全くないものを購入しているわけではない。買い替えは総需要量を増大しない。

 世界はますます低成長時代に入って行くだろう。リニア新幹線は従来型の新幹線の客を奪う。だから旅行者が増加しない限り、JRの売り上げ増加はそのうち頭打ちになる。

 だがそれは総需要であって、少数の人が富を寡占し、一般の人には回ってこない時代はもうすぐそこに来ている。

 ホモサピエンスは誕生した時から残酷な面を持っている動物だ。それは頭脳が極端に発達してことによるのだろうが、1兆円の富を有する人は明日の食糧もない人に分け与えるということをしない。

 彼らにとって貧困で餓死寸前の人には関心がない。あるのは自己の我利我利を満足させることだ。だが平和に誰もが暮らすには衣食住がある程度満足していなければならない。

 テロになる人物は貧困な人が多いのだろう。世界の富はほとんど全ての人に食糧を与えられるくらいあるはずだ。それを富者はしない。政治はそんなことも仕事の範囲内に持っているはずだが、政治家自身が我利我利亡者なのだ。

 やっているというジェスチャーは行うが、真にやる気がないから、貧困な人はいつまでも貧困である。

 メディチ家と違って今の富者は芸術にも関心が薄い。だから文化のレベルは落ちる一方だ。ベートーベン、バッハ、ダビンチ、ダンテ、のような大芸術家はもう輩出されないだろう。

 人は頭の使い方を間違っている。生活をより豊かにするための金を求めて彷徨う。よりよい音楽や絵画に没頭する時間もない。

 世界はこれから暗黒時代に入るだろう。それを阻止するのが立派な考えを持ち、実行できる政治家を世に出すことだ。今日は東京都知事選挙。小池氏は在任中何を成し遂げたのか、と言って小池氏より誠実で卓抜して候補者はいない。皆白けている。

酒巻 修平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です