都知事選

 先ほど行われた都知事選には過去にないほどの大勢の立候補があった。だが中には真剣に都知事として仕事をやるつもりがあるのか疑わしい人もいて、選挙の行方は選挙前からほぼ小池氏が当選すると確定的であった。

 近年選挙権は18歳から与えられるが、それは本当に日本にの国にとって有用であるかどうか疑わしい。選挙に興味のない人が大半で、興味がある人は一握りである。

 興味があってもそんな若年で候補者の能力や性格が把握できるかどうかも疑わしい。被選挙権は衆議院の場合25歳、参議院が30歳であるのでそれと歩調を合わせてある程度の年齢制限があっても良いと思われるが、どうだろうか。

 与党も野党も自己の利益を優先して、国民には良い顔ばかり見せているように思える。この18歳選挙権もそのような思惑で設定されてのではないだろうか。

 案の定小池氏が次点の候補者と大差で都知事に選ばれた。だが彼女に投票して人は小池氏の能力や性格を知って投票したのだろうか。

 元タレントのような小池氏は衆議院議員に立候補して顔の良さや知名度で当選した。だがそれで良いのだろうか。

 彼女が何をしたか、どういう考えを持っているのか、さらには本当に国民、都民のために滅私で働く気があるのか、選挙人は吟味したのであろうか。

 私は小池氏が悪いと言っているのではない。投票した人が投票された人のことを知って投票をしたのかと尋ねているのである。

 小池氏が過去に行った事や考えたことなどを検証して投票しているとはとても考えられないと言っているのである。

 これは小池氏だけの問題ではない。衆議院選挙では美しいか派手な女性が当選する。美しい人が無能ということではないが、美しくないと当選できないような風潮を憂いているのだ。

 テレビが街頭でインタビューするとあるおばさんは「あの子可愛いから投票する」とイケメンの男性を投票する理由を述べている。

 このような人に投票権があって良いのだろうか。私は否だとと思う。だから議員たちは衆愚を相手にするような行動や考え方に終始するのだ。

 そもそも普通選挙制度というのは他にどんな方法もないので採用された選挙法である。戦前のように税金の支払い額で投票数が決まるし女性の選挙権がないのももう通用しないだろう。

 だが一人一票では投票する気にもならない。他の人は知らないが少なくても私はそうだ。だからその一票を多数から集めて組織票として纏めて投票する候補者を選ぶことになる。この組織票は普通選挙制度が生んだ悪の部分であるに違いない。

 組織に属する人は組織が選ぶ人に投票する。大きな組織を持っている候補者がこのようにして必ず当選してしまう。

 一番怖いのは能力があってそれを国民や都民のためでなく利己的な目的で使う人だ。その人は表面上国民のためにあるいは国のために働いている振りをするが彼らにとって国などどうでも良いのだ。

 要は自分が権力の座にあるうちに蓄財し、甘い汁を啜る。我々はこのような人に投票していないだろうか。

 そう考えると一番良い方法は独裁主義であるとも言える。ただしその独裁者が国民のため、あるいは都民のために働く意思を持った性格の良い人でなければならない。

 中国は独裁主義国家だ。だからどんな法律や制度も周が考えたことは何でも作れてしまう。だが周は性格が悪い。だから中国は発展しないだろう。

 同じことが日本で起きてはならない。そのためには普通選挙法があるのだが、こちらにも重大な欠点がある。それは選挙権を持った人が投票する人のことを知らないことだ。一人一票では候補者のことを研究する気にもならない。

 マスメディアは責務を忘れ、独善的な報道をするので、我々は候補者のことを知る機会が少ない。ではどんな選挙法があるのかと問われるとその答えはない。ただ無責任に投票しないで欲しいと願うのみだ。

酒巻 修平

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