コロナ感染の検査

 新型コロナの感染者数はこのところまた増加傾向にある。行政は各検査機関から上がってきた情報を基に感染者数をカウントしているのである。

 だが何度も書いたように行政が発表しているのは感染者数ではない。検査でコロナウイルス陽性になった人の数だ。だから国民全員を検査すると感染者数はアメリカ並みとは言えないとしても1日10000人くらいはいると思われる。

 知人が電話を掛けてきた、コロナに罹ったと話して困っていた。37度近く熱があり、体がだるい。だがその程度では検査をやってくれないと言うのだ。

 私はこの状況を善意に検査可能数が限られているからと思っていた。どうもそうではないようだ。親戚の人がもしコロナに罹患していたとしても検査しなければ感染者数には入らないことを考慮しているのだと推定している。

 その後2,3日して熱も下がり、今は平熱だというがその原因は結局判明しなかった。コロナに罹った可能性はもちろん排除できないし、或いは単なる風邪か、インフルエンザの軽いものかも知れない。

 だがもしコロナであったなら、彼は当然感染者数に入るだろう。だが彼の症状の原因はとうとう不明のまま彼の症状は終息してしまった。

 だとすると行政が発表する感染者数は実際の感染者数ではない。あるいは感染確認者数でもない。それらは検査しなければ分からない。

 病原菌の毒性が弱いと感染(これを暴露という)は早い。病原菌も自己複製を素早くしなければ種としてDNAを伝えていけない。反対に毒性は強い病原菌はだから暴露のスピートがゆっくりでも良いのだ。動物の免疫は毒性が強いとなかなか病原菌を殺せない。HIVは後者に当たるだろう。自然界はこのように弱肉強食の世界なのだ。

 アメリカの感染者数と称する数は毎日20000人を超えている。これを逆から考えると相当多くの検査がされているということだ。感染者が被検査者の20%だとすると毎日100000人が検査を受けているという計算になる。

 もし日本でもそれだけ多くの検査をしたなら行政が言う感染者数は今の10以上になることは間違いない。それが東京での感染者と称する人がたったの2~300人だ。それは検査の数が少ないだけである。それを東京都知事の小池氏は当然知っているだろう。知らないほどの低能力では知事は務まらない。

 即ち故意に検査人数を絞っているとしか思えない。そうすると検査可能数も虚偽であると推定されるではないか。

 これは経済を考えてのことか。あるいは他の思惑があるのか、行政の考え方は把握できない。我々は基本的には虚偽のことを言わないが、行政は社会の安寧を考えてか虚偽のことをさも事実のように発表する。

 それが国家機密であれば仕方がない場合もあるだろうが、東京都にはそんな国家機密に関わる事態が多くあるとは思えない。事実を発表して国民の芯からの協力を求めるべきだと信じるが、そうではないだろうか。

 検査数を制限してもしコロナ陽性の人が外出し、その他の伝染予防措置を取らないと感染は拡大してしまう。親戚の彼も病状がたいしたことはないと判断して普通に仕事をした。彼が誰かにウイルスを移した可能性は残る。

 彼は40代後半だろうか。まだまだ若い。だからコロナに罹っても大してことにはならないと自信を持っていて、傍から見ている我々老齢者は気が気ではない。

 欧米は感染者が多く、アジア人は少ない。その理由を医学的生物学的見地から考察する学者も多い。日本人の遺伝子系が感染し難いとか、もともと抗体があったなど、まだその理由は分かっていないが、もし検査数が少ないだけだとどうなるのであろうか。

 そう言えば韓国、北朝鮮、中国の感染者数も欧米に比較すると少ない。残念ながらアジア人特に中国、極東の政治家には嘘が多い。この感染者数が少ないということは事実ではなく、故意に検査数を絞っているだけだとするとどうなるのだろうか。

 そのように考えると小池知事の矛盾した政策の真意が分かる。経済を考え、検査数を少なくして感者数としている感染確認数を低く抑えているのだ。

 東京都は余剰金の大半をこのコロナで費消してしまった。もう余剰金は残っていない。旅行に補助金も東京都だけは出せなくなった。これが感染者数は少なくしたい、だから検査数を絞っている理由だ。

 他の道府県の行政者もこのことを分かっていない。自己の県でも東京と同割合の感染者がいるはずなのに、東京には行くなと言っている。このボタンの掛け違いを行政者は気づいて欲しい。

酒巻 修平

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