目次
今日の言葉
菜根譚より引用
前段73)暖かい心と冷たい心
天地自然の気候が、春夏のように温暖になれば、万物がよく生育するが、秋冬のように寒冷になれば、万物が枯死してしまう。これと同じく、心の冷淡な人は、天から受ける所の幸福もおのずと少なくなる。これに反し、温かい心をもった人だけが、天から受ける幸福もおのずから厚くなり、その恩沢も末長く後の世に伝わるものである。
【引用元 講談社 菜根譚 著 久須本文雄】
冷たい心と暖かい心
植物は春夏のような温暖な気候で育ちます。
私たちの心も同様で、「あたたかい心」を持つときに自分自身や周りの人も精神的に成長するのではないでしょうか。
一般的に「暖かい」は気温や温度を指しますが、「あたたかい心」の「あたたかい」とは具体的に何を指すのでしょうか。
あたたかい心とは、優しさ、許容、受容、愛情、思いやり、寛容さ、分かち合いなどを指すと考えられます。
そして、心をあたたかくするには、これらの要素を日常生活に取り入れていくことが大切だと思います。
このような心がけを実践すればするほど、心はより温かくなり、自分も周りの人も精神的に成長できるのではないかと思いました。
菜根譚前段「暖かい心と冷たい心」を読んで、そう感じました。
オススメの本
※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。
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