銀行預金は安全か

100%安全でないのは知られています。銀行が破綻したとき1000万円を超える金額について政府あるいは国家は保証としてくれないのは、ご存じの通りです。

 ただ、問題がクローズアップされたときの経済状況は消滅しましたが、しかしこの制度が存在することもまた事実です。一般に制度にはそれに関する実体があり、二面性が見えます。

 確かに1000万円以上は保証されませんが、今や破綻する銀行は皆無です。だから実態的には預金の消滅が起こる経済状態にないので、まずは一安心でしょう。

 日本の銀行は良好な経営状態にあるのですが、外国では日本のような堅固な保証制度があるとは思えません。スイスの銀行に預金をしている人も大勢いるでしょうが、スイスの制度はどうなっているのか、気になるところです。

 銀行は民間の機関です。国が破綻する前に銀行が破綻するでしょう。過去にはそんな状態が日本でも発生しています。台湾は戦前日本の領土でしたが、そこの大銀行、台湾銀行も破綻して日本経済に大きな波紋を投げ掛けました。

 さて本論です。銀行が破綻しないのに、自分の預金が消滅することはあるでしょうか。正解は「ある」です。実は最近も発生しています。個人の銀行預金、総額50数億円が消え失せたのです。

 それはハッキングにより盗まれました。犯人はやくざ団体だと報道されていますが、私はそれを知りません。ではもっと大々的にそんな犯罪を実行する団体がいたらどうなるでしょう。

 何行かにそんなことが発生すれば預金は保証されるのか、聞いたことがありました。答えは100%保証されることはないとのこと。暗証番号が簡単な、例えば、誕生日、所番地、その他、簡単に割り出せるときなどは保証されるかどうか分からないというのです。

 それはおかしいと思います。自己の責任がないのに、銀行は預金を払い戻さない。どういうことでしょうか。簡単に割り出せるから預金者に責任があると強弁するのは如何なものでしょうか。

 私が最も怖れるのが、北朝鮮です。あの犯罪国家は体制の生き残りを掛けて、どんな犯罪をも実行します。麻薬、通貨偽造、原爆投下、ありとあらゆる犯罪が含まれます。

 日本のやくざ程度の技術力で銀行のシステムに侵入できるなら、北朝鮮が国力を上げて行う預金のハッキングでの引き出しは簡単ではないのでしょうか。それを銀行は保証しないと言っているのです。

 それはそうでしょう。そんな事態になれば銀行自体が破綻します。そしてそれを保証する制度が国にはないのです。またいつもの手、想定外、を持ち出すでしょうが、想定は可能です。

 防衛省、外務省、その他日本の重要な官庁、軍事関係メーカーなどがハッキングされている現状、銀行がハッキングされることを想定しないと考える方がどうかしています。

 安倍内閣が6,7年前、発足してときに、私は「コンピューター省」を作れと提言しました。意図は情報の操作、処理に関して日本は後進国なのを改善して欲しいと思ったからです。

 第二次世界大戦で日本がアメリカに破れた理由の一つに情報がアメリカに筒抜けになっていたことがありました。ミッドウェーかどこかに出撃する航空母艦や他の軍艦に関する情報が洩れていて、待ち伏せされたのです。

 私の提言を取り上げたとも思えませんが、政府には今コンピューター関係の仕事をする部署を作りました。しかし観察した限り、そこで働いている人に他国に対抗できる能力があるとは思えません。

 預金は一定の条件下でしか保証されません。その条件は銀行が決めるのです。どのようにそれに対処するかは人によって違うでしょうが、少なくてもそれが真実だと認識して下さい。

酒巻 修平

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