子の命名

派手な服を着ている人は性格も派手であることがほとんどです。しかし逆に派手な洋服を着ると大人しい性格の人でもその日の行動や考え方が派手になると医学的にも証明されています。

 還暦(60歳)ころになると人の活気がなくなるのは止むを得ません。還暦とう概念が生まれたころは今と違って60歳は老人だったでしょう。童謡に「村の船頭さん」というのがあり、そこでは「今年60のお爺さん」と歌われます。昔の60歳はもう年寄りだったのです。

 活気がなくなった人に頑張ってもらうために「赤い甚平」を贈る習慣があったのは、赤いものを着て頑張って欲しいからです。

 私の名前は修平ですが、あまり冷静な性格の持ち主ではありません。しかし決定的な喧嘩はしないし、案外商売敵とも仲良くなるのが上手です。名前の「修」は修めるということから命名されました。

 「平」も平にするということですから、私の名前だけで判断すると「平に修める」人になります。

 このように着ているものや名前、取り巻く環境、友人関係など自分の身近にある物事が持っている性格をかなり変化させるのです。

 名前はその最たるもので、人の名前はある程度その人の教養や父母の考えを反映します。だから子供の命名はそんなことを考えて子供のために脳髄を絞り、全身全霊で行わなければなりません。

 今もそうかも知れませんが、子の名前を付けるのは町村や周りの有力者にやってもらうことがあります。

 また姓名判断と言って名前の字画などを頼りに行うこともいまだに行われています。力士が一念発起して四股名を変えることも行われます。

 ノーベル賞学者の名前を見てみるといかにも学者らしい名前が多いことに気が付くでしょう。

 名前(苗字ではない)は一生自分でも呼び慣れ、使い慣れ、人からも呼ばれます。素敵な名前を見たり聞いたりするとその人の素敵な面影を思い浮かべることも多いでしょう。

 呼ばれた名前から自分に話し掛けられたと判断し、顔を向ける、返事をする、身構えるなどの行動を起こします。行動は脳の作用で、名前は自動的に脳に働き掛けています。

 耳から目から入って来るデータは脳で処理されるので、行動を起こす前に先ず名前を耳で聞き、目で見る作業を脳が行います。

 響きの良い音律や整った字面から自分も他人も何かを掴み取るのです。テレビなどで話題になった「悪魔」という名前を付けられた子は良いにつけ悪いにつけ、性格が変化するように思えてなりません。

 私は迷信を信じない方ですが、着る物や名前の在り方にはこのように性格に作用する何かがあると信じています。

 一昔前まで、女性の名前には下に「子」が付いていました。今は少なくなりましたが、これは「子」というのが元貴族の娘に付けられた名前で、高貴な感じがあったからです。

 昨年の名前ランキングで、男は大翔、蓮、悠馬、女は葵、さくら、陽菜というのが上位を占めています。最近の男性が大人しくなっているので、活発な人になって欲しいとの願いからそのような名前になったのでしょう。

 女性の望みの第一は何と言っても「美」です。美しければ多少他に難があっても一生得をするような気がします。だからその願いが名前に表れています。

 名前は性格を左右します。活発な性格も良いでしょうし、頭の良いのはもっと簡単に良い生活をするかも知れません。女性は何と言っても美しくありたいでしょう。呼び方、字面を考え、子供がその名前を一生使うのだという認識の元で良い名前を付けてあげて下さい。

酒巻 修平

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