自己ベスト

スポーツ選手が自己ベストを出すと良い記録だとして本人も喜びます。それほどこの自己ベストというのは記念すべきことのようです。

 しかしちょっと考えれば分かるように、自己ベストを出して報道をされるような選手はそれまでに、精一杯の練習を重ねてそこに至るのです。

 私たち一般の人の人は違います。楽器を趣味で弾いている人や休みの日に長距離走をやっている人などは日々選手のように死ぬほど辛い練習をしているわけではありません。

 それに頑張ったとしても、それは自分が思っているだけで、傍から見ると努力の仕方でもっと良いレコードを出し、演奏をすることができるように思えます。

 ですから普通の人には自己ベストを出すのはそんなに難しいことではないと思われます。

 私も長年同じ趣味をもっていて、毎日ほど練習していますが、絶えず自己ベストを出すことができていると確信しています。

 何かを達成するには達成するぞという気構えが必要です。その気構えで努力すれば自己ベストは出るのです。

 人間必ず年を取ります。若いときは年を取りたいと望むものですが、だんだんと逆になってきます。

 そうしたときにこの自己ベストを出すことが年を取る心の苦痛に打ち勝つのに役立ちます。

 私から見るとまだ極めて若いと思う人も「もう年だ」などと嘆きますが、そんな人にはこの自己ベストの考え方が心を安らげてくれます。

 自己ベストを出している限り、精神的には老化しません。そして普通の人は体力的なこと以外ではこの自己ベストは出るものです。

 物を収集するのを趣味にしていれば、収集する度に自己ベストを出します。バードウオッチングでは新しい鳥を見つけるとそうなります。

 喜多川歌麿は90歳のときに「100歳になればもっといいものができる」といつも自己ベストを出そうと心掛けていました。

 あんな天才が90歳になっても自己ベストを出せるなら、我々にできないことはないと思います。

 あなたの趣味はなんですか。食べ歩きは趣味ではないでしょう。あれは生活の方法です。

 自己ベストを出すにはまず趣味を持つことが必要なようです。あるいはそれに類したこと、努力を伴うことをすれば良いのではないのでしょうか。

 食べ歩きなら、テーマを決めて少し研究する。例えばカレーライスの美味しいところはどこだろうかと考えながら、カレー店を探すなどすれば趣味になるでしょう。

 誰もが毎日何かをしている筈です。ブログを書いていればアクセス数の自己ベストの更新は考えればできると思います。

 こうして趣味と大上段に構えなくても、考えて努力すれば何でも趣味になります。そこから始めましょう。

酒巻 修平

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