1分の仕事

会社の仕事とは別に自分自身の関係の書類が

時々手元に届く。銀行からの書類とか、区役所

からの通知など1年にすると結構な量である。

 捨てても構わないものも沢山あるが、ファイル

しなければならないものも多い。

 机の上に箱を置いてそこにファイルをしなければ

ならない書類を重ねるのだが、すぐに一杯になる

ほどで、何故こんなに書類が多いのだろうと、呆れる。

 すぐにファイルすれば良いのだが、書類が来たとき

には、他にやらなければならないことや、見たい

テレビがあるとつい明日にしてしまう。

 しかし考えてみれば、他にやることがあっても、

テレビを見たくても、ファイルをする時間はたった

1分くらいだから、何とでもなる筈だ。

 それをやらない。溜ると結構な量になるから、

それなりの時間を割かなければならない。そうする

ともうやる気が失せる。

 たった1分の時間でできることをしない。ファイル

をすることなど、仕事のうちに入らないと思う

のだが、できない人にはどうしてもできない。

 家の中の片付けもそうだと思う。何かを使うために

位置を換えれば、元に戻せば良いのに、戻さない。

 1本電話をすれば済むものを、それもしない。勿論

出来る人がほとんどかも知れないが、私はできない。

 そうして人に迷惑を掛けるし、身の回りが乱雑に

なったりして良いことは全くない。

 考えることは面倒がないので、やるが、考えた

ことは実行しないと結果が出ない。

 そうしてやることが溜り、どうしようもなくなる。

考えてみれば大きな仕事も1分で済むような小さな

仕事の集まりである。

 だから小さな仕事をやれる人は大きな仕事も

やれる。小さな仕事をやれない人は何もできない。

 結局仕事ができる人とできない人の差はこういう

ところにあって、学問があるとかないとかではない。

そんな小さい仕事は難しいことではない。取っ掛

かりさえすればその仕事は完了したようなものだ。

ファイルをする作業に取っ掛かれば、ファイリング

は終了しているのだ。

 それができない。どうしてか考える。人の作業は

詰まるところ脳の作業である。脳を働かせれば

作業は終了するのだ。

 それには脳の訓練しかない。自分が得意な仕事を

遅滞なくすることから始めるか。でもファイリング

が得意な人はそんなことを言われなくても、やる

だろう。

 やれないのは能力がないからだが、やれるときも

ある。だからやれないのは心構えの問題だと思う。

 最近机周りの整理をした。そこら中に散らばって

いる書類とか、本を片付けた。

 そうするとファイリングができるようになった。

小さな仕事をするにはその準備をすれば良いという

ことに気が付いたがいつまで持続できるか、That

Is the question.

今日もまた机の箱に書類が溜り始めた。

酒巻 修平

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