インフルエンザに掛かった

 あまり風邪を引いたことはなかったが、身体が

だるいと感じたのはミーティングの最中だった。

 ま、軽い風邪だろうと思ったが、医者に行って

みた。どうせ風邪に効く薬はないし、熱があると

熱さましをくれ、抗生物質、鎮咳剤を処方されて

終わりだろうと医院の待合室で無聊を託っていた。

 熱を測ると38度。やはり風邪かと医師の診断を

受けた。

 医師は意外にインフルエンザの検査をしようと言う。

結果はその通り。タミフルを処方された。

 薬局に行き、薬を貰って帰宅して再度熱を測ると

38.6度。おやと10分後にまた測った。今度は

39.2度。

 ふーん、面白いように熱が上がるなと体温計を眺めた

が、薬は食後に飲めと書いてある。

 あまりだるくもないし、つらくもない。蜜柑を2つ

食べて薬を飲んだ。これが8時ころか。

 いつもは掛けない暖房をオンにして、本を読んで

いると眠くなってきた。

 ところが夜中に何度もトイレに行くし、痰に血が

混じる。これは本当にインフルエンザだなと再認識

した。

 起きたのは7時。そこで体温を測った。36.3度。

これには驚かされた。

 こんな効く薬は飲んだことがない。同じウイルス

でも風邪のウイルスを殺す薬はないのに、症状が

重いインフルエンザにはこのような特効薬がある。

 今日は事務所に行かないことにして、自宅でパソコン

に向かった。また体温を測る。それから面白くなって、

小刻みに体温計脇に差し込む。

 体温はだんだん下がって2回のタミフルを飲んだ

今の体温は35.9度。これでは下がり過ぎに注意

が必要なレベルだ。

解熱剤も同意に処方されていたので、それを止め

ようかと考えているが、自分にはその判断が付か

ない。

昨日はあまりしんどくはないと思っていたが、

それは気構えの問題だったのか、何もする気が

起こらなかったのは事実。

最近庭から猫が居間に入ってくるのだが、その

猫に相手をする気にならなかった。妻のくだらない

話にも耳を貸さずに済んだ。

今日はその猫どものにゃあにゃあという声に

首をそちらに曲げる気力がある。

体温を測るのは案外面白い。最近発売されている

体温計は20秒程度で10分後の体温を予測計算

するシステムが採用されているが、測定値が不安定

だ。そのときには15秒、20秒、25秒、30秒

の4回測れば最高体温が分かる。

こんなことも分かったのはインフルエンザに罹患

した御陰だと負け惜しみを言うほど元気が出た。

酒巻 修平

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