純血と混血

 人間というのは一種類である。昔はネアンデルタール人とかクロマニョン人とかが歴史時代にも存在していたが、どうも絶滅したか、現生人類との混血で純粋なそういう種類の人類はもう生息していないように思われる。

 ところが雪男とかビッグフートとかの目撃情報が絶えない。これは多分人の希望や探検心の現れに過ぎないと考えられるが、実際そんなものが存在すれば楽しいとも思う。

 今世界には白人、黒人、黄色人種と色々なバリエーションの肌を持つ人が存在する。人は一種類であり、これらの人は亜種ではない。しかしどこかに違いがあるのは間違いがないだろう。

 遺伝は優勢な遺伝子が次世代に受け継がれる確率は高い。黒人と白人の場合、肌の色は黒い方が優勢で、混血すれば確か34が黒い肌を持って生まれる。ということはやはりどこかに違いがあるのだ。もし違いがなければランダムに黒い肌と白い肌の次世代が誕生するはずだ。

 病気などもそうで、病気になる遺伝子は劣勢で、これを持つ次世代の確率は持たない人より少ない。左利きと右利きも遺伝する。この場合どちらが優勢か私は知らないが、左利きの両親から左利きの子供が生まれる確率は相当高いだろう。

 目にも左利きと右利きがあり、私の目はどちらか忘れてしまったが、そんなことまで遺伝するのだ。記憶力の良し悪しも遺伝するだろうし、創造的な頭もそうだ。

 しかし遺伝は父、母の両方から取るから、そのまま遺伝するのではない。アメリカの女優がノーベル賞を受賞した男性の精子を体内に入れて優秀な子供を持とうとしたが、どうも失敗したらしい。成功していれば報道されると思われる。

 キューリー夫妻の子供は両親ほど頭が良かったという話しを聞かないが、大して学歴もない両親から超有名大学に進学したという話しも聞く。どうも頭脳だけは遺伝方式が違うのか的確に実行されないようだ。

 女性は美しく生まれてきた方が何かと得をするようだ。人の顔の美醜はどのように決まるのか、時代や好みによって判定方法は違うだろうが、これは男性の嗜好に完全に依存する偏見である。ただ顔は脳とは違い、身長の高低と同様、両親からの遺伝が大きく物を言う。

 美しい両親からは美しい子供が生まれるのを我々は実際目で見ている。だが不思議に美男美女から案外平凡な容貌の女性が生まれて、その女性は大いに不満である。

 両親も人の子供である。その両親の遺伝子が父母の遺伝子の一部になっているのは当たり前で、遺伝子があっても顕在化しないことがあり得る。そう言う意味では遺伝子は綿々と受け継がれていくので、何代も前の遺伝子が顕在化することだってあり得る。

 私はある会社に頼まれて、女優の卵の発掘に協力したことがある。ところがこれといった候補は見つからない。5点満点で採点するとほとんどが3か4なのだ。その中にはモデルなどをすでにやっている人もいるし、どこかのプロダクションが目を付けている人もいる。

 しかしこれぞ女優の卵という人はなかなか見つからない。普通の美人はいるが女優になれるほどではない。それに最近の女優は昔の女優と比べて容貌は落ちる。そこで何故かと考えた。

 一つには人類はいまだ進化しているから、容貌も相対的に変化する。男性の美意識は変わらないままなのか、鼻が高く筋が通っていて、目は大きく二重瞼、顔は瓜実顔が好まれる。

 美というものは何か、どのよう認識するのかと考察した本を読んだことがあるが、どうも納得できない。しかし現に美しい顔というものを男性が認識するのだから、美しい顔というものが存在するのは間違いがない。

 そこで考えたのは上記の遺伝法則だった。混血すると両親から優勢な遺伝子を受け継ぐ可能性は高いが、美しいということが優勢とは限らない。それに血は混血によって薄まる。

 そこで純血の人を探せば良いのではないかと考えた。ここまでくるとことは簡単だった。私の提案は純血の人がいるところを探せば良いというものだ。即ち、離島や移転が少ない地域を探すのだ。

 しかし純血だから不細工な人も綿々と続く。そんな地域には不細工な人も大勢いるだろう。

酒巻 修平

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