知能指数が高すぎる人は東大に行かない

 私の周りにも知能指数が160や中には200くらいの人がいる。やはりなかなか面白い人たちで、とても高度な話題が好きだ。時々付いていけないこともあるが、大体において気が付かなかったことや思いも掛けない観点で物を考え、それを発展させるようなことを言う。

 だけど自分に興味のあることしかやろうとしないし、常識だと思うことも知らない場合もしばしばである。そんな人たちは能力があるが、下らない受験勉強には見向きもしない。だから東大にはいけないし、行く気もない。

 片ややはり東大を卒業した人も沢山いる。社員として雇った人もいるが、この人たちの特徴はとにかく物を良く記憶していて、やらなければならないことはきっちりとやり、約束は違えない。

 どちらのタイプの人が社会に有用であろうか、私は時々考え込んでしますが、どちらもそれなりに社会が求めるという結論に達した。

 東大を卒業した人と話しても面白くない。これは仕方がない。とにかく物を記憶や経験で処理するので自分の知っていることなどをこちらの興味のあるなしに関わらず話しして得々としている。

 文化の継承や会社のルールやシステムを守ることに付いては右に出る者はいない。会社や大きな組織に置いては一緒に仕事をするには誠に好都合な人が多い。

 しかし今は社会が激動する時代である。今世紀に入って中国が世界の覇権を握ろうと無駄な努力をするし、それを阻止しようとするアメリカとの間の抗争はかつてのソ連、アメリカ間の冷戦時代を思い出させる。

 経済に置いては貧しい国と富める国の間の経済格差がますます広がる。個人間の所得格差も同様で、一人の人が1京円も所有しているような時代だ。

 こんな世界情勢は歪で、何とか是正しないとそのうち世界規模の大きな問題が発生して収拾が付かないことになると思われる。

 人の寿命は延びるし、身長も高くなる。食料は確保しなければならないし、貧しい人が起こす犯罪や暴動もコントロールしなければならない。

 隣国の中国や韓国の経済はもう破綻状態に陥るだろうし、機械文明、特にコンピューター技術の発展に伴う社会変革も等閑にできない。

 ある国では職がない人が溢れかえるし、老人問題もますます深刻化するだろう。産業革命は終焉して、新しい物はもう発明されない。ノーベル賞のレベルも下がる一方である。

 もう東大を卒業した人たちが今までの知識や経験では手の打ちようがない時代の足音が聞こえそうだ。前世紀に見た未来映画の時代がやってくるかも知れない。

 そんな時に当てにしたい人たちが思考力や創造力を持った一群の人たちだと思う。論理的に考え、新しいシステムを構築する人たちの出番ではないだろうか。

 日本の官僚社会の根本思想は東大卒業生が作ったものだ。江戸時代にあったシステムを今で利用して、知識と経験だけで運営されている。そこには自分たちが選良民だとの意識があり、それ故根本的な改革はなされないし、私企業に天下って何もしないしできないのに大きな収入を得る。

 安倍晋三さんが首相になった時、5つくらいの提言を行った。常識的なことはこれまで大体なされたか、自然発生的に成り立った。だができないこともあった。

 一つはコンピューター省を作ってはどうかということで、もう一つは東大に変わる創造性を持った人たちだけが集まる大学を創設してはどうかというものだった。

 それ以来コンピューターはますます利用範囲が拡大して、日本の技術では追いつかないところまで来ているし、新しい構想の大学の設立はその端緒にも付いていない。

 官僚たちは利権を私物化したいためにそんな大学を作って、新しい考えの省(社会変革省とでも呼べば良いのか)を作ることには大きく反対するだろう。

 しかし今の官僚では激動の時代に対処することはもう不可能である。日本は経済の分野で世界に勝ち続けるだろう。しかしそれは良いことばかりではない。中国経済はいずれ破綻して、韓国も同様だろう。

 そんな隣国が日本に有形無形の悪影響を及ぼすことは必須であろう。ヨーロッパではもう事実上破綻している国も多い。そんな時に富める国はどのように対処するのであろうか。

 人は生を保つために必ず行動する。それがテロとなって現れることは目で見てきた通りである。そんなテロが日本には来ないのだろうか。それを阻止するのか、それとも温かい手を差し伸べるのだろうか。

 今まで考えもしなかった時代がやってくる。規制緩和は良い側面もあるだろうが、過当な競争社会を作りだすだろう。どんなことにもメリットとデメリットがある。規制緩和のデメリットを考えて対処するための準備はされているのだろうか。

 一般人では想像もできない社会が到来するのではないか。その時に立ち上がるのは誰だろうか。少なくても官僚ではないだろうし、政治家でもないだろう。

酒巻 修平

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