安倍首相の体調

 安倍首相の体調が芳しくないようだ。壁に手を付いたとか歩きがゆっくりになったとか、テレビは盛んに放映する。

 一見首相の体調を気にしているようだが、実は視聴率のみを考えているに過ぎない。もう少し静観するような態度を持って欲しいものだ。

 国民はその論調を聞いて見て、首相がすぐに退任するのではないか。次の首相候補には誰がいるのだろうかと、まるでイベントを見るような態度でテレビを見る。

 そこには病気の人を労わる心はなくただ退屈凌ぎのテレビ鑑賞があるのみだ。安倍首相は実力はともかく一所懸命働いている。

 その首相を安倍などと呼び捨てにし、どんなことでも非難する風潮があるのは下品そのものだ。

 私は政治に興味がないので、公平にものを見ることができる。首相には政権の遂行の過程で一部首を傾げる行動もあったが、その程度は許されるべきものと考える。

 だが根本的に行政に携わる人として能力を観察するとやはり不足しているところがありそうだ。

 まずとても忙しいようだ。ここが気になる。企業を経営している人であれば分かるだろうが、忙しいを連発する人は要領が悪いだけの場合が多い。

 他の人ができる仕事も自分がやらなければ気が済まない。すなわち人を使い熟せないのだ。

 これは多くの点で問題を生じさせる。ワンマンの経営者が病気になるとたちまち企業は混乱に陥る。

 今行政はそんな状態だろう。首相はどうも問題を一人で抱えきり過ぎるのではないか。人に委ねる態度が少し欠落しているように思えて仕方がない。

 首相は性格の良い人らしく、人を煩わせずできることは自分でやろうとしているのだろうが、そこを我慢して少し仕事の結果が低く思えても人に任せなければ大きな組織は動かせない。

 今や世界には問題が山積している。米中関係、アラブ問題、韓国問題、コロナ、災害、それらを全て一人の人が抱えて仕事をするのは困難で、まず不可能である。

 首相は人が好きだ。人嫌いで政治家は務まらないが、それにしても人好き過ぎる。だから外交は上手いがNoを言えない。それでは日本は甘く見られる。

 誰しも欠点があるものだが、それをカバーするのが、同僚や部下である。中国との関係、イランとの交流。それらは良い方に作用する時もあるが、所謂二股膏薬と言われているように思えて仕方がない。

 韓国の理不尽な対日本関係ではやっとNoと言外に態度を表明しているが、この遅さも経済と国交、その他を考え過ぎてのことだろう。

 中国、イラン関係もそうだ。こんな世界に害悪を垂れ流し戦争をも辞さない国とは距離を置くことが必要だろう。

 安倍首相はそんな国に首脳とも友達になろうとしている。将来的にそれは正しいことだろうか。

 独裁者ももし高潔な人柄を持っている人であれば国を束ねるには好都合だろう。国民も幸せになれる。だが独裁者にはそんな人はいない。全て自分の利益だけを考える。

 習近平は人々を迫害し、自己の資金を蓄えている。そんな人が牛耳る国家と付き合うのは難しい。

 人好きの首相はそこが制御できない。良い人であり過ぎてどんな人も許すのか。正常の法に照らすと習近平は許されない人物に違いないのをもっと考慮すべきだ。

 だが安倍氏の後を継ぐ首相はいるのだろうか。欠点はあっても安倍氏は頑張っている。そこを評価すれば軽んじた発言は差し控えるのが良いだろう。

酒巻 修平

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